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弱点にあわせた練習の構成

★要点

・何ができていないのかが分かれば効率的な練習を構成しやすい
・弱点が分からないうちはいろいろな練習方法を試してみる

●何ができないのかを把握すること

 このブログの別のところですでに述べたことですが、「ジャグリングをすること」と「ジャグリングの練習をすること」は一致するとは限りません。ジャグリングをしていても、やり方によってはそれが技術の向上につながらないかもしれません。逆に、道具を投げていなくとも、考えたり人の動きを研究したりすることで、できないことができるようになるための手がかりをえられることもあります。
 さて、単にジャグリングをするだけでなく、上達するための練習をしたいのであれば、習得したい技を見定めた上で、それを習得するためには何が足りていないのかを把握することが大切です。自分に何ができないのかが分かっていれば、その弱点を克服するにはどうすればよいかを考えることができるからです。
 ここで言っている「何ができないのか」というのは、たとえば5カスケードができないといったような技単位のことではなくて、技を細かく分析した一つひとつの要素についてのことです。一つの技でも、リズムとか、軌道の高さ・幅とか、手の高さとか、視線の方向とか、その他もろもろの要素の組み合わせによって成立します。このうちどれができていないのかを把握するのが大事だということです。

●弱点に合わせて練習方法を変化させる

 初めのうちは、こうした要素の大部分ができていないわけですから、ただ単に投げているだけでも、何かしらできない要素の改善につながります。問題が生じるのは、ある程度上達してからのことです。しばらくはテンポよく上達していたのに、あるときからふと、同じように練習していても記録が伸びなくなってしまうという経験は、ほとんどの人がおもちではないでしょうか。
 このように伸び悩んでしまう原因の一つは、上達にあわせて練習方法を変化させることに失敗してしまうことにあるように思います。特定の方法でばかり練習した場合、その方法で向上する要素があるうちは効率よく上達できますが、それらの要素を全部習得してしまえば、とたんに効率が落ちることになります。最初にうまくいけばいくほど、途中で練習方法を変更することはためらわれるかもしれませんが、行き詰まったらとりあえず練習方法を見直すほうがよいでしょう。
 たとえば、ある技を習得したいとして、その技の理想的な軌道やリズムは理解できていて、しかしスローの精度が悪いとしましょう。この弱点を自覚することができていれば、改善策を考えることもできます。たとえば、通常よりも少し高いくらいの軌道でその技をこなす練習は有効です。高く投げるほうがコントロールは難しくなるので、通常の軌道で投げるよりは、高めの軌道で投げるほうが、負荷が高くなって技術を向上させやすくなるからです。
 しかし、もしスローの精度が悪いという弱点に気づいていないとしたら、この練習方法にたどり着けないかもしれません。たどり着けずに効率的でない方法を採用しつづけたなら、同じ技を習得するにもずっと多くの時間を費やさねばならなくなってしまうでしょう。そうならないために、練習方法を決定する前には、自分に何ができていないのか、何を練習するべきなのかを把握しておくことが大事です。
 とくに心に留めておいていただきたいのは、技の習得に近づけば近づくほど、個々の要素を意識した練習が必要になるということです。すでに述べたとおり、最初はできないことのほうが多いので、どんな練習方法をとろうが技術の向上につながります。その一方で、できる要素が増えれば増えるほど、できない要素を狙って練習することは困難になります。これに気づかずにただその技をひたすら繰り返しても、あと一歩というところで完成させられないまま行き詰まってしまうことになります。逆に、その要素を狙った練習さえできていれば、極端に言えばその技自体をこなさずにその技を完成させることもできるはずです。

●弱点を見つけるために練習方法を変化させる

 ただし、何ができていないのかに自分自身で気づくのは、たいへん難しいことです。実際には、技ができるようになって初めて何ができていなかったのかに気づくこともありますし、場合によっては、できるようになっても以前悪かった点が分からないということもあるでしょう。できないことができるようになるよう練習を構成することが理想ですが、現実にはつねにこれを実践することは無理だと思います。
 そこで、次善の策として、自分の弱点が自覚できていない段階では、できるだけ多様な練習方法をこなすことを勧めます。とくに、上達しているという実感がえられず行き詰まってしまった場合には、同じ技を練習するにしても、違う仕方でアプローチをしかけることで突破口を見つけられるかもしれません。
 たとえば軌道を高く/低くするとか、1投ずつ増やしてみるとか、足を動かさないように投げるとか、歩きながら投げるとか、ボールを減らすといった方法を試してみると、予想外に難しいと感じるものに出くわすと思います。それは有効な練習方法である可能性が高いです。
 また、道具の個数を増やしていくにしても、3ボールや4ボールのパターンをあらかじめいろいろ習得しておくほうが、かえって効率よく上達できるようになります。たとえばリバースカスケードやミルズメスを練習すると、スロー/キャッチのヴァリエーションが増えて、ボールの数を増やしたときにその動きを応用できるようになります。逆に、たとえば3ボールのパターンを増やしたい場合も、ボールの個数を増やす練習をすることでスロー/キャッチの精度を高めることができるようになるはずです。
 習得したい特定の技があるとしても、それができない技である以上、それができるようになるために何が必要かを把握することは、なかなかできることではありません。しかし、自分に何ができないのかを把握することはできます。そのできないことをできることに変えることで、習得したい技の向上につながるかもしれません。また、もしそれが習得したい技の向上には結びつかなかったとしても、できることが増えたのですから、無駄ではないはずです。「何ができるようになりたいか」と同じくらいに、「何ができていないのか」を意識して練習してみてはいかがでしょうか。

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プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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