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3つのR

 これはここ数年頻繁に用いているフレームワークで、調子が悪いときにとりあえず立ち返ってみる軸として、重宝しています。
 3つのRとは、リラックス、リプロダクション、リズムの3つを指します。詳細についてはそれぞれ記事を立てて述べる予定ですので、ここでは大まかに説明するにとどめます。

●リラックス

 リラックスというのは、そのままですが、脱力することです。
 ジャグリングに必要なパワーは、実はそれほど大きくはありません。はじめのうちは、腕をかなり速く動かさねば投げつづけることはできませんが、軌道が安定してくれば、腕の動きは一定で無駄のないものになり、力まずに十分高く投げられるようになるはずです。逆に、このような状態にならねば、安定しているということはできないでしょう。
 さて、最終的には脱力した投げ方にたどりつくのですから、新しい技を練習するときにも、初めから脱力してしまうのがよいです。ナンバーズやハイアップなど負荷の高いものは別ですが、そうでないパターンで練習中にすぐに疲れてしまうようなら、そのままの投げ方では安定に至らないと考えたほうがよいです。
 それに、必要以上に力を入れることは、体力の無駄にもなってしまいます。
 安定させられる投げ方を求め、さらに長時間の練習でも疲れないようにするために、よく脱力して投げることが大事です。

●リプロダクション

 リプロダクションというのは、あまり聞かない言葉かもしれませんが、一定の動きを再現することを指します。
 あるパターンができるようになるためには、偶然に頼らず、一つ一つのボールをきちんとコントロールせねばなりません。同じ5ボールカスケード10キャッチでも、軌道が不揃いのまま何とかこなした10キャッチと、完璧にコントロールされた10キャッチとでは、価値が全く異なります。完璧なコントロールを実現するには、正しいスローを毎回再現する必要があります。
 ただし、完璧なリプロダクションを目指そうとして、あらゆる細部を意識しようとしてはいけません。どこからスローしてどこでキャッチするのかを意識するだけでも、大変な量の思考が必要になります。まして、肩の位置や肘の位置、背筋の状態、脚の使い方なども同時に考慮しようとすることは、不可能です。
 個人的には、リプロダクションを意識するときには、手が動く範囲だけを思い描くようにしています。手を動かしてよい上下左右の限界をイメージして、手をその範囲の内側だけで動かすようにする、ミスをして手がその枠から外れてしまったら、できるだけ素速く枠に戻すようにすることを心がけます。
 もちろん、どのようなイメージを持つとやりやすいかは個人差が大きいでしょうから、様々に実験して、どうすればうまくリプロダクションができるか探ってみてください。

●リズム

 リプロダクションが体の動きという空間的な尺度であるのに対して、リズムは一定の時間間隔でボールをスロー/キャッチするという、時間的な尺度です。体の動きを完璧に再現できても、そのリズムが崩れてしまえば、ジャグリングは安定しません。
 ジャグラーが(自分も含め)やりがちなミスは、ボールを手の中に必要以上に長く持ちつづけてしまうことです。特にサイトスワップ系の、ボールごとに軌道が異なるパターンで、この傾向は顕著に見られます。
 ボールごとに保持時間が違ってしまうのは望ましくありません。端的に言えば、すべてのボールを同じように処理できていないということになるからです。
 ですから、両手とも常に一定のリズムで動かしつづけることが大切です。一定のリズムで動かしていてうまくいかないなら、それはスローの方に問題があるということになります。そうと分かれば、どのスローが高すぎる/低すぎるのかを知ることもできます。
 一方、リズムを崩してでもパターンをつづけようとするなら、どのスローに問題があるのか、なかなか分からないでしょう。そうすると、望ましい投げ方を見つけるのに余計に時間がかかってしまいます。それどころか、のちのち矯正せねばならないような望ましくない投げ方が癖になってしまうかもしれません。そうならないためにも、リズムは意識的に一定に保つことが大切です。

●練習への応用

 以上、3つのRについて述べてきました。注意するべきこととして一点付け加えておきますが、この3つを同時に意識しようとしてはいけません。そんなことは、まず不可能です。そうではなくて、一つ一つのパターンについて、この3つの要素を個別に順番に検討していきます。そうして、それぞれが無意識のうちにできるようになるまで十分に時間をかけます。3つを同時に意識することはできなくとも、3つを同時に無意識に行うことはできるようになるはずです。
 練習する順番としては、ここで紹介した、リラックス、リプロダクション、リズムの順がよいでしょう。
 リラックスは安定を実現するための前提ですので、最初から意識するべきです。
 どのように腕を動かすべきかは、最初からある程度検討をつけることができます。一方で、適切なリズムを知るには、ある程度つづけることができるようにならねばなりません。ですから、リズムより先にリプロダクションを意識した練習をします。そうして20キャッチくらいをきちんとコントロールして成功させられるようになったら、リズムを意識した練習に移ります。
 もちろん、リズムの段階に達しても、ときにはリラックスやリプロダクションに立ち返ることも必要です。行き詰まるたびに、この3つの要素を順番に検討すれば、何ができていないのかを見つけだすことが容易になります

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プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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