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非利き腕の練習

★要点

・左右非対称なパターンがいずれの向きもできることは、左右対称なパターンの上達のためにも重要。ただし、すべてのパターンについていずれの向きも練習することは時間の無駄。
・非利き腕の向上を目指すなら、とりあえずハーフシャワー、シャワー、ハイアップの練習がおすすめ。
・まず素振りで非利き腕を違和感なく動かせるようになること。

●導入

 ジャグリングでは非常に精緻な腕の動きが要求されますし、片手の不器用さをもう片方の手で補うことも難しいですから、利き手と非利き手の感覚に大きく差がある場合は特定の技の習得が困難になり、またなによりストレスが溜まってしまいます。ここでは、非利き腕をいかにして利き腕と同じ程度の精度で使えるようにするか、ということをテーマに述べたいと思います。
 ただし、始めに断っておきますが、簡単に矯正できる手段はおそらくないと思います。言ってみればジャグリングのパターンを一つずつ覚えていくのと同じで、とにかく一つひとつの重要な動きを逐一腕に覚えさせていくしかありません。けれども、一通りのステップを踏んでしまえば、非利き腕が利き腕に追いついて、それ以後は両手ともバランスよく上達できるようになるはずです。
 ここで紹介するのは自分自身が実際に用いた手段ですが、いずれも当たり前のことを言っているだけと思われるかもしれません。ですが、当たり前のことを当たり前に実行していくことが肝心です。そうすれば必ず両手の使い勝手の差は小さくなっていくはずです。とにかく、根気強い練習が大事です。

●日常生活とジャグリング

 先に自分自身の利き手、非利き手について述べておきます。ぼくはジャグリングでは両手とも全く同じように使えます…と言ってはさすがに言いすぎですが、少なくともいずれかの技が左右の手で成功率が大きく異なるということはほとんどありません。あえて言えば、シャワーは右手で高く投げるほうがやや楽です。逆にハイアップは左手からのほうが安心して投げられます。それから、初期に覚えた3ボールのパターンのいくつかは、成功率は変わらなくても特定の方向のほうがやりやすい、ということもあります。強いて挙げてもこの程度で、他のジャグラーと比べても左右差は小さいほうなのではないかと思います。
 これはもともと両利きだったわけでは全然なくて、むしろ日常生活では全くの右利きで、ある程度のことはもちろん左手でもできますが、たとえば左手で字を書くのは非常にストレスを感じますし、箸を使うことは全然できません。ですから、ふだんは非利き手が非常に不器用だという人でも、ジャグリングに関しては練習しだいで十分に克服できると思います。
 逆に言えば、日常生活で非利き腕を意識して使うようにしても、ジャグリングにダイレクトに効果が現れはしないかもしれません。ぼく自身も一時期左手で書いたり食べたりしていたこともあるのですが、ジャグリングに反映されている気が全くしなかったので止めてしまいました。考えてみれば、右利きの西洋人に右手で箸を使ってみるように言ってみたところで最初から使えるわけはありませんから、ジャグリングもその他の活動とは全く違うものと割り切ってしまうほうがよいのかもしれません。もちろん、やらないよりはやるほうがよいとは思いますが。

●左右の差はどの程度までなくすべきか

 さて、左右の差をどの程度までなくすべきか、ということをまず考えておかねばなりません。これはどういうことをやりたいのかによっても変わってきますが、ふつうは左右非対称のパターンはいずれかの向きのみでできればよいわけですから、負荷のかかる動きは利き手に任せてしまえばよく、したがって厳密な意味で左右同じように使える必要は全くないと言えます。
 ですが、利き手にばかり難しい動きを任せたために非利き手の上達が遅れ、その結果たとえばカスケードやファウンテンのような左右対称なパターンの習得にも悪影響がでることは十分にありえますし、また非利き手がうまく使えないという人の悩みの種も多くはここにあるでしょう。ですから、ある程度非利き手を優先的に練習することには十分意味があります。

●有効なパターン:ハーフシャワー、シャワー、ハイアップ

 では、具体的な練習方法を。といっても、特殊なことは何もありません。左右非対称なパターンで一方の向きならできるものがあれば、それを反対の向きでも同じ精度でできるように練習します。しかし、さまざまあるパターンのいずれについても左右均等に練習するというのは、すでに述べたようにおそらく時間の無駄です(ぼくは妙なところで神経質なので実行していますが…)。そうであれば、より効果のあるもののみを選んで練習していくべきでしょう。
 まずは、ハーフシャワーがよいと思います。これは左右の軌道の高さが違うので衝突が起こりにくいですから、片方の回転がしっかりできていれば、もう一方の回転も多少ぎこちなくともそれほど時間をかけずにできるようになるはずです。いくらかできるようになってきたら、軌道の高さの差を大きくしたり小さくしたりして、いろいろなリズムを試してみてください。利き手のボールより非利き手のボールを高く投げ続ける感覚をしっかり身につけることが大切です。
 シャワーもたいへん有効です。シャワーはカスケードやファウンテンなどの基本パターンよりもリズムが速いので、密度の濃い練習ができます。片方の手のみに意識を集中させやすいのもよいです。余裕ができてきたら、左右の手が同じ高さのフォーム、右手がやや高いフォーム、左手がやや高いフォームの3つを試してみましょう。こうしてさまざまの位置で投げてみることで、状況にかなった型が自然に身についてきます。
 ハイアップは、非常に負荷が高くまた正確なコントロールが要求されますが、一投にのみ集中すればよいので練習には打って付けです。はじめは3ボールで1個だけ高く投げ、落ちて来るのをただ待っているだけで、高さもあまり出さなくてよいです。慣れてきたら次第に高くしていきましょう。ハイアップの記事で細かく述べましたが、腕を、直線的にではなく、楕円を描くように回して投げ上げるとよいです。また、腕だけで投げようとするのではなく、脚や背も絡めて全身を有機的に使うことも大事です。
 以上の3つの技ではおそらくハーフシャワーが一番取っ付き易いですが、それにしても普段とは違う向きに投げることは最初はかなり難しいと思います。けれども、この3つだけでもできるようになれば、非利き手に対する苦手意識はかなり解消されるはずです。非常にストレスの溜まる練習かもしれませんが、少なくともこの3つに関しては絶対にやる価値はあります。

●素振り

 以上のような実際的な方法の他に、気軽にできる練習があります。鏡の前に立ち、ボールを両手に1個ずつ持って、ジャグリングするときのように素振りをするのです。はじめはシンクロのほうがやりやすいと思います。このとき、左右の手の動きにできるだけ違いがないよう常に鏡で確認します。鏡で違いが分からなくとも、腕を振っているときの感覚になにかしらぎこちなさを覚えたら、その違和感はちゃんと解消したほうがよいです。フォームのカテゴリの記事なども参考にしてみてください。
 普通の振り方でしっくりくるようになったら、横幅を広くする、縦幅を広くする、位置を上下左右に動かす、スピードを速くするなど、いろいろなヴァリエーションも試してみてください。とくに横幅を広くして扁平な楕円を描くのは、たいへん重要な技術ですが、実際にボールを投げながらこれを身につけるのは大変ですので、まず素ぶりで非利き手もしっかり回せるようにすることが大事です。また、非利き手はふつうはすばやい動きに慣れていないものですので、両腕を全速力で回してみるのも、筋肉を有効に使えるようにするために効果があるかもしれません。
 もちろん、こういった素振りの練習だけでは上達にはつながりません。何よりも、実際に投げて練習することが大事です。それでも、素振りの時点で左右に大きく差があるようでは、ただひたすら投げて落としてを繰り返すのはあまり意味がないかもしれません。この場合は、まず素振りで非利き手も違和感なく動かせるようになったほうがよいと思います。

コメントの投稿

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No title

mascaretさん
早速の記事ありがとうございました。

私の場合、ハーフシャワー・シャワーはおおむね同じくらいです(両方とも安定していなさが同じくらいです(笑))。
なお、「3ボールじゃなくて4ボールですけど?」というのは、なしにしてくださいね。

ハイアップはあまりやったことがないので早速試してみます。
といっても、貴君のハイアップとは比べ物になりませんが。

閑話休題
昨日の練習は本当に刺激になりました。今日もこれから練習です。
動画や写真は土日にアップしようと思っていますので少しお待ちください。

No title

j1mさん

ハイアップは左手の矯正に限らずレベルアップのためにとても効果があるので、ぜひ試してみてください。

カメラを向けられたら心の準備ができていなくて緊張してしまったので、アップするほどのことは何もできていませんでしたよ(^^;
プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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