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練習時のキャッチ数

★要点

・キャッチ数を少なく制限した練習のほうが効率的
・スタートは、難しいので練習効率が高い
・少ないキャッチ数が確実にできるならキャッチ数を増やしてもやはり確実にこなせるはず
・キャッチ数が少ないほうが改善点を意識しやすい

●少ないキャッチ数で練習を行うこと

 ジャグリングの上達を図るためには、最高キャッチ数にはあまりこだわらないほうがよいです。最高記録を伸ばすことよりは、キャッチ数を少なくおさえて回収までを確実に行う練習をすることを心がけるべきです。これは、アンソニー・ガットーやジェイソン・ガーフィールド、トニー・ダンカンなども語っていることです。ここでは、これがなぜなのかを考えていくことにします。
 ある程度経験をつめばわかることですが、ほとんどのパターンはスタートが一番むずかしいです。ここでは、カスケードやファウンテンといった基本パターンを念頭において語ることにしますが、これらもやはり最初の数投が難しいです。最高キャッチ数が増えてもスタートで失敗する確率はなかなか減らすのが困難ですし、逆にスタートがうまくいけば、しばらくはそのままきれいに投げつづけられるものです。
 キャッチ数を増やせば多くの練習をしたように思いがちですが、そんなことはありません。きれいに投げられている状態を維持することよりもきれいにスタートすることのほうが難しいのなら、スタートの練習を重点的に行なったほうが、練習の密度を高められることになります。
 もちろん、最高キャッチ数を伸ばす練習が無駄なわけではありません。しかし、最高キャッチ数を意識しすぎた場合、記録が向上すると実際以上に上達しているように感じてしまって、うまくいった場合以外はすべて失敗しているという事実を軽視してしまいがちです。そうすると、たまたまうまくいった状態を維持する練習にしかなりません。
 それより大事なのは、うまくいく状態を自覚的につくりだせるようにしていくことです。そのためには、無理に投げつづけようとせず、適当なところで回収し、スタートの練習を繰り返して、何も目印のない空中に一からボールを正確に配置していく技術を高めるほうがよいはずです。ステージでジャグリングを披露した経験がある方にはわかっていただけるかと思いますが、成功率が十分高くない技を本番で行おうとすると、最初の1投をどうすればよいのかわからず、非常に不安になることがあります。逆にスタートがうまくいく技なら、本番でも何の不安もなく投げられます。
 少ないキャッチ数の練習では、長時間投げつづける技術を高められないと思われるかもしれません。しかし、たとえば30キャッチを確実に成功させられるのなら、100キャッチだって確実に成功させられます。逆に、最高キャッチ数が100を超えても――あるいは、1000を超えても――30キャッチ未満でドロップすることがあるなら、その投げ方は理想的なものとは言えません。経験から言えば、たとえば5ボールカスケードなら、あまり望ましい投げ方でなくとも、試行を繰り返せば運次第で1000キャッチを超えることも十分ありえます。
 それに、スタートでボールを正確に空中に配置することができるようになれば、持続的に投げる場合にミスを修正することも容易になります。スタートとミス修正は、ほとんど同じ技術です。
 また、キャッチ数を少なく制限したほうが、改善点をよりよく意識した練習ができます。改善すべき点があるとして、それを意識しつつ投げ始めたとしても、限界まで挑戦しようとすると、どうしても、ミスの修正やキャッチ数が今どのくらいかといった別のことに気を取られてしまいがちです。それでは効率のよい練習だとは言えません。二兎を追うとかえって一兎も得られないので、特定の課題があるならそれを第一に置くべきです。
 ただし、ある程度上達したら、パターンによっては自分の最高キャッチ数を把握しておくことも重要になります。たとえば5カスケードなら、30キャッチをほぼ確実に成功させられるようになったとしても、200キャッチとか300キャッチで疲れを感じるようなら、その投げ方は、無駄に力の入った、理想的とは言えないものだとわかります。そうであれば、やはり投げ方を改善することが必要になります。このように、長時間投げられることも理想的なフォームの条件ですから、ときには限界まで挑戦して、どの程度の時間でどの程度の疲労を感じるのかを確認するべきです。

●キャッチ数を意識した練習のステップ

 それでは、具体的な練習ではどうなるのかを紹介します。ここで述べる方法はあくまで目安ですから、自身の感覚に合わせてやり方を工夫してみてください。
 まず、練習を始めたばかりで、最初の数スローもままならない段階では、とりあえずフラッシュの成功率を5~9割程度まで高めることを目標にしましょう。このように幅をもたせたのは、パターンによって次に進むべきタイミングが異なるからです。難度の低いパターンは成功率をかなり高めてから次のステップに進んだほうがよいですし、難度の高いパターンならあまり成功率が上がらなくとも次のステップに進んだほうがよいです。4ファウンテンなら8~9割、5カスケードなら7~8割、6ファウンテンなら5~6割、といったところでしょうか。これは、難度の高いものほど、キャッチ数が少なすぎても理想的な投げ方を見つけにくいからです。
 フラッシュがある程度できるようになったら、次のステップとして、キャッチ数を少しずつ増やし、クオリファイ(ボールの数×2キャッチ)を目指しましょう。クオリファイまでは、成功率が5割もあれば、キャッチ数をどんどん増やしていってよいと思います。クオリファイへの挑戦を始めたら、成功率をやはり5~9割程度まで高めることを目標にします。
 クオリファイがうまくいく確率が上がってきたら、うまくいけばそのまましばらく投げつづけられることもあるかと思います。とりあえずは、20~40キャッチで回収まできれいに行うことを目標にします。30キャッチということをこれまで何度か書いてきましたが、これは個人的に丁度よいかなと感じているキャッチ数(正確には、2の冪数が好きなので、2^5=32キャッチなのですが)で、たとえば20キャッチだと少なく感じますし、40キャッチだと無駄に多いと感じます。これは個人差があると思うので、自身のよいと感じるところで止めればよいです。このくらいのキャッチ数で練習を行うのが、もっとも効率がよいと思います。
 最後に付け加えておきますが、試行を行うたびに、その試行の反省をすることを忘れないようにしていただきたいと思います。成功したならなぜ成功したのか、もっとうまく成功させるにはどうすればよいか、失敗したならなぜ失敗したのか、成功させるにはどうすればよいかと、きちんと考えます。どのような点に気をつけるべきかは他の記事を参照していただきたいのですが、こうした具体的な練習方法を採用するときほど、形式に気を使うあまり一回ごとの試行への意識が薄くなりがちなので、あえて注意を書かせていただきました。
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プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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