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雑記:20120923_JJFチャンピオンシップの予選ビデオについて

 すでに公開されているのでご存知のかたもいらっしゃるかと思いますが、JJF2012のチャンピオンシップ予選、通過いたしました。昨年の二の轍を踏まないよう、準備をしっかりして、けれども気負い過ぎないようにして、臨もうと思います。

 さて、JJFのチャンピオンシップ予選に挑戦したのは今回が3回目でした。1度目は2009年で、そのときは予選通過できませんでした。2010年は忙しくて挑戦する余裕がなく、2度目の昨年と、3度目の今年は通過できました。こうした経験から、自分がビデオを撮影するさいに心がけたことなどを、書いておくことにします。
 もちろん、ルーチンの作り方などについては、自分にはコメントできるほどの力はありません。あくまで、「予選をビデオで行う」という条件のもとで、技術面・演出面をできるだけわかりやすく審査員に評価してもらうための形式的な問題、についてだけ述べさせていただきます。
 どうでもいいような情報もかなり含まれていますが、チャンピオンシップは自分も含めほとんどの出場者にとって人生の一大イベントと言っても言いすぎではないと思いますから、瑣末なことが気にかかってしまいがちなので、そういった心配を取り除くお手伝いができればといった気持ちからです。ですから、なお疑問点などあれば、コメントなどで遠慮無く訊いてください。
 なお、ここに書いたことを実行したからといって、実際以上に評価されるということはありえません。審査員は経験あるかたばかりですので、そんなことはまずないはずです。ただ、たとえば撮影のしかたが悪いせいで正しく評価されないといったことは、多少はあると思います。ここに記すのは、あくまで自身のルーチンを正当・正確に評価してもらうための手段です。
 また、ボールジャグリングのルーチンを前提として話をしていることを、一応ことわっておきます。

●余裕を見せること

 まず一番大事だと思うことを先に言ってしまいますが、それは、余裕を見せることです。
 ビデオは何回でも取り直せるのですから、審査員は、そのビデオでの演技が本番で披露されうる最高のものだと判断するはずです。そのビデオで、たとえドロップやミスが少なくても、あまりに余裕がなければ、本番ではそう上手くはいかないだろうと思われてしまいかねません。
 おなじ技術レベルで演出にも甲乙つけがたければ、残る判断材料は、余裕の有無くらいしかありません。そうでなくとも、異なる道具の演技に順位をつけることは、主観が入らざるをえない、極めて難しいことですから、なおさら余裕の有無が与える印象の影響を度外視するわけにはいきません。
 この、余裕を見せるということを念頭におきつつ、以下をお読みください。

●ドロップについて

 ドロップは少ないに越したことはありません。ノードロップが望ましいです。
 ただし、ドロップがあったからといって必ずしも予選通過できないわけではありません。現に昨年は1ドロップのビデオを送りましたが、通過しました(自分では落ちるだろうと思っていたのですが)。他の決勝進出者数人に聞いてみても、ドロップがあったという人は案外いました。
 ただ、多くてもせいぜい2ドロップで、3ドロップ以上の人は(ぼくが聞いた限りでは)いませんでした。個人的には、よほど難しいことをするのでない限り、2ドロップでもかなりリスキーだと思います。

●ミスについて

 ドロップに至らないようなミスも、もちろん極力避ける必要があります。こうしたミスには、初見ではわからないミスと、初見で見破られる可能性のあるミスの2つがあります。
 前者は、たとえば30キャッチするはずの技を25キャッチくらいで止めるといったもので、後者は、ボール同士が衝突してそこでパターンを止めて回収するといったものです。前者は気にする必要がないかもしれませんが、後者はドロップと同じように判断されてしまう可能性が大いにあります。
 その他にも、たとえばジャグリング中に不意に大きく移動してしまったり、技から戻ったあとの基本パターンが短かったりすると、自分ではミスのつもりではなくてもミスだと判断されてしまう恐れがあります。
 ほとんどの人がドロップ数を抑えてくる中では、余裕を見せるにはそれぞれのパターンをできる限り美しく成功させることが大事です。ただ単に成功すればいいというわけではありません。ミスと判断されうる要素がないか、厳しくチェックすることが必要です。

●カメラとの距離について

 ボールの軌道がすべてビデオに収められている必要はありません。技の全体を収めるよりは、表情が見えるようにカメラを近づけるほうがよいと思われます。というのも、表情によって余裕を見せることができるからです。
 最初に述べたように、当落線上では余裕の有無が与える印象が大きく影響すると思われます。こうした条件下では、笑顔ないしは冷静な表情で演技することができれば、それだけで印象が大きく変わります。もちろん一番大事なのは体の動きです。ですが、あるいはだからこそ、ジャグリングとは直接関係のない部分でマイナスの印象を与えるのはもったいないことです。表情にも気を配るべきです。
 また、表情が見えないくらいにカメラを遠ざけると、動きがとても小さく見えてしまいます。たしかに、本番のステージは一人で演技をするには広すぎるくらいですから、移動などもしっかり考えておかねばなりません。しかし、DVDの解像度に限定されるビデオ審査では、本番通りにスペースを使うことは期待されていないと思います。ステージの使い方よりはジャグリングの動きのほうが重要ですから、カメラを遠ざけるのは望ましくないはずです。
 ただし、撮影範囲から体が完全に出てしまうと、映像の編集を疑われる恐れがありますから、十分注意してください。
 以上のことと関連して、アスペクト比は、ぼくは4:3で撮影しています。ジャグリングは基本的に上下に動きがあるものですから、16:9よりは4:3のほうが絵になりやすいという判断からです。

●背景などについて

 余計なものが写り込まないように注意する必要があります。それは、審査員の注意を逸らさないためだけではありません。ビデオの質が悪いと、審査員に、なぜ撮り直さなかったのか、撮り直さなかったのはこれが奇跡的によいできだったからではないか、本番ではとてもこんなことはできないのではないか、といった感想をもたれかねないからです。
 これはもちろん、余裕を見せることともつながります。余裕があれば、そんな質の悪い動画を送るはずはありません。もっといいものを撮り直せるはずです。
 ぼくも、昨年はノードロップの演技も撮影できたのですが、そのときたまたま大学を見学に来た中学生の一団がやって来ました。カメラとのあいだを通り過ぎられることこそなかったものの、すぐ後ろを大勢でぞろぞろと歩かれてしまいました。かなり悩みましたが、結局、そのビデオを提出するよりは、1ドロップしていても周りに余計なものが写っていないほうがよいと判断しました。

●その他

 演技時間は、これまでの決勝進出者を参考にすればよいです。短すぎるとあまり印象がよくないかもしれません。5分以上あれば問題ないと思います。
 音楽については、あとからかぶせています。演技中の音源は、ポケットにmp3プレーヤーを入れて、イヤホンで聴きました。ですから、イヤホンが見えたから駄目だといったことはありえません。もちろん、大きな音を出してよい環境なら、スピーカーで音を出すほうが、ケーブルなどの邪魔者がなくてよいでしょう。
 音楽を被せる前の、もともとの動画の音ですが、2009年と昨年は消音にし、今年はそのまま残しました。本当は昨年なども残したかったのですが、周りがうるさかったので消音せざるをえませんでした。とにかく、これはどちらでも構わないということです。
 衣装は、いずれも本選と同じ(2009年と今年は予定ですが)ものを着用しました。ただ、昨年ご覧になったかたはご存知でしょうが、ぼくの衣装は予選段階では衣装と認識されていなかった可能性が大いにあります。今年も普段着ととられてもおかしくない(少なくとも衣装屋で買ったようなものではない)ので、必ずしも衣装を着る必要はありません。ただ、本番のイメージをより正確に伝えることを考えると、やはり衣装で撮影するほうがよいでしょう。
 アピール文を提出することができますが、2009年にはこの制度がなく、また昨年も今年もあえて書きませんでした。ですからアドバイスできることはないのですが、とりあえず提出しなくても問題はないということだけ、覚えておいていただければと思います。
 ビデオを提出する時期も、関係ないと思います。2009年と昨年は締め切り直前に提出しましたが、今年は締め切りの10日くらい前に提出しました。撮影するチャンスがあるのでしたら、安心して最後まで挑戦しつづけてください。

 参考までに、自分が提出した過去三回のデータをまとめて表にしておきます。

200920112012
合否
撮影回数20前後20前後8
ドロップ010
ドロップに至らない
明らかなミス
101
演技時間5:00前後?5:30前後5:00前後
アスペクト比16:94:34:3
音源イヤホンイヤホンイヤホン
音のかぶせありありあり
元の音消音消音そのまま
余計な要素通行者多数なし通行者1名


※2009年の動画は、HDDが故障したさいになくなってしまいましたので、多少記憶と違うところがあるかもしれません。2010年2月くらいまでyotubeで公開していたものですが、もしお持ちの方がいらっしゃったら、ご連絡くださいませんでしょうか。
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雑記:20120909_ブックレビュー_Jason Garfield's Theory and Practice of Juggling

"Jason Garfield's Theory and Practice of Juggling"

EJC2012で購入しました。20ズウォティ(500円くらい)で買えましたが、定価はなく、支払いたい額を支払うシステムのようです。
初版は2004年で、改訂版でも2005年となっているので、随分以前からある本なのですが、ぼくは全く知りませんでした。たまたまショップで見かけて、面白そうだったのですぐに購入しました。自分にとっては、EJC2012での最大の収穫です。
ネット上をすこし探してみたのですが、この本がいまでもふつうに購入できるものなのかどうかはよくわかりませんでした。WJFストアに"Juggling: Fundamental Exercises and Practice Structure"という本があり、これが最新版なのかもしれませんが、もっていないのではっきりしたことは言えません。いずれにせよ、ジェイソンのDVDと本のセットを買えば、同様の、あるいはより多くの情報を得られるのだろうとは思います。

この本は、平易な表現で書かれているので、辞書を引きつつ新聞が読めるくらいの英語力があれば、難なく読み進められるはずです。ジェイソン得意のジョークがふんだんに散りばめられていて、退屈しません。
練習をする上でのジェイソンなりの大原則が書かれていて、重要なポイントは繰り返して強調されるので、印象に残りやすいです。ただし、あまり厚い本ではないこともあって、具体的なこと――たとえば個々の技の練習のしかたなど――はほとんど語られていません。ジャグリングの練習一般に当てはまる原則のみしか書かれていませんが、それでも、ジェイソンの経験に裏打ちされた重要な情報がぎっしり詰まった、非常に有用な本です。

内容をいちいち紹介することはできないので、とくに強調されている「足を動かすな」という点だけ、紹介することにします。実はぼくはジェイソンのメソッドについて以前に読んだことがなくて、「足を動かすな」というのもどういうことなのか知らずにいたのですが、この本を読んでみて、なるほどとても大事なことだと納得できました。
ジェイソンの言っていることを自分なりに一言でまとめると、「成功しても、足を動かしたなら、それはただのまぐれだ」ということです。すべてのボールを完璧にコントロールできているなら、ボールをキャッチするために足を動かす必要はないはずです。ということは、足が動いたなら、ボールのコントロールが十分ではなかったということになります。そうであれば、その成功は、たまたまボールがぶつからなかった、あるいは、たまたま軌道の乱れが足を動かせば処理できる程度に収まったというだけでしかありません。その成功とドロップのあいだには、実はそれほど差はなかったのかもしれません。
 そうであれば、少なくとも練習の段階では、足を動かさねばならないようなら失敗とみなし、足を動かさずに成功させられるようになるまで精度を高めていくべきだ――「足を動かすな」ということの背景には、このような論理があります。この本には、こうしたトップジャグラーならではの含蓄のある主張が数多く込められています。

 一点だけ注意すべきと思うことを述べておきますが、こうした主張をそのまますべて鵜呑みにしてしまうのはよくありません。何についても言えることとは思いますが、批判的に考えることが大切です。
 たとえば「ミルズメスは練習するな」という主張の根拠はぼくには説得的なものには思えませんし、「10階連続で成功したら次のステップに進んでよい」という主張の10という数字について論理的な根拠は述べられていません。
よく読み込んだ上で、納得できるところを工夫して練習に取り入れていくべきだと思います。
しかし、納得できないことも、とりあえずやってみれば、上達のための新しい知見を得られるかもしれません。
ジャグリングがうまくなりたいと願い、実践する気概をもったあらゆる人に、この本を薦めたいと思います。

雑記:20120903_MJF2012

昨日開催されたMJF2012について、感想など雑多に書きたいと思います。

まずは、見に来てくださったみなさま、あるいはUstreamでご覧くださったみなさま、ありがとうございました。
ぼくもエキシビションの一員として演技をさせていただきましたが、長丁場の舞台のしかも終盤に、最初と変わらない大きな拍手と歓声をいただけたことを、本当にありがたく思います。

自分自身の演技については、満足しています。満足しているというのは、実力が発揮できただけでなく、自分の実力を自分自身で正確に見極めることができたからです。できるつもりの技はすべて成功し、できないけれども思惑があって入れた3つの技は、いずれも失敗しました。成功するか失敗するかをこれほど正確に予想できたことは、自分としては初めての経験でした。このおかげで、今回のルーチンについてはきちんと反省することができそうです。

コンペティションについて。ミス/ドロップの多さが気にかかりました。さすがにコンペティションだけあって、ぼくにはとてもできないなと思うような難度の高い技が多く繰り出されましたが、それらの大半は結局は失敗に終わっていました。自分も今回初めてできたことなので、言えた義理ではないのですが、できる技とできない技とをはっきり見極めて、できない技は最小限に留める勇気をもつべきだと思います。
主観的な印象ですが、今回優勝した勝美君は、こうした自己評価がぼくなんかよりもずっと正確に厳格にできていると感じました。ルーチンをきちんとできる技で構成しており、成功率が高くない技も、失敗のリスクを十分重く受けとめた上で挑戦しているように見えました。ぼくも文句なしの優勝だと思います。おめでとうございます。

ジュニア部門について。出場者は4月にジャグリングを始めたばかりの1年生たちなのですが、練習を積み重ねてきたのだなということが、ひしひしと伝わってきました。ただその一方で、その練習の方向は果たして正しいのだろうかと疑問に思ってしまうような場面も多々見られました。具体的には、無理にオリジナルなものを見せようとしていることが気にかかりました。
ぼくにはボールジャグリングのことしか分からないので、話を限定させていただきます。初心者のうちは、たとえば単純なスローとキャッチの精度を高めること、ジャグリングのリズムをつかむことなど、基礎となる技術を身に付けることを最優先にすべきです。基本的なスローが上手くできなければ、特殊な動きを覚えようとしたり、オリジナルな動きを創り習得しようとしたりしても、本当に優れた技には到達できません。もし新しいものができたとしても、それはある程度の技術をもった人には簡単にまねされてしまうでしょう。
技術の不足を発想や特異さでカバーするというのは、ごく当たり前の発想かもしれません。しかし、枝葉末葉のことにばかり気を取られて、根幹を太くすることを怠ってはいけません。ある程度目の肥えた人には、上辺だけのジャグリングだとすぐに見ぬかれてしまいます。特殊なことを練習するなとまでは言いませんが、それは技術的な向上に行き詰まったときの最後の手段だと思います。
実はこれは自戒を込めて書きました。ぼくも、とくにコンペティション用のルーチンでは、技術が足りないのを珍しさで誤魔化そうとしてしまいます。オリジナルでしかも意味のあることができるようになりたいとは思うのですが、それほど上手くなれる日はずっと先のようです。
プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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