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雑記:20120521_五月祭2012

 19日と20日に東京大学の五月祭が開催され、恒例のマラバリスタジャグリングステージも行われました(が、このブログで告知するのを忘れていました…)。その感想をいくらか。

 以前の学園祭の時にも似たようなことを書いたのですが、今回はとくに質の両極化が進んでいるように感じました。技術レベルの差ではなくて、人前に立ってパフォーマンスをするのだという意識をしっかり持っている人とそうでない人の差が如実に現れていたと思います。

 以下、ジャグラーだけでない、一般の観客が見ることも踏まえたジャグリングについて書きます。

 まず、ドロップの数。観客がジャグラーだけならともかく、一般のお客さんからは、よほど難しく見えることでない限り、たった1回ドロップしただけでも素人だというレッテルを貼られてしまいます。難しい技に挑戦したいという気持ちは、個人的にはよくわかる(自分もある程度リスクの高いルーチンでないとやりたくない)ので、あまりうるさいことは言いたくないのですが、それでも今回はドロップが多すぎました。
 自分自身の経験則では、本番では、ミスは屋外なら練習時の2倍、屋内なら練習時の3倍くらいに増えます。ステージに立って緊張することは全くと言っていいほどありませんが、緊張の有無にかかわらず、視界に入ってくるものとか床の硬さなどが普段と異なると、どうしても予想外のミスが出てきてしまいます。ですから、ステージに立つ経験がほとんどない場合は、練習の5倍くらいはミスをしてしまう可能性がある、というくらいの覚悟をしておくべきかもしれません。
 難度を下げるのは嫌かもしれませんが(自分も嫌ですが)、実際には、難度を下げるデメリットはあまりありません。
 まず一般のお客さんは、ドロップの多い演技をよいものと見なすことはほとんどありません。あとからフィードバックがあるのはジャグラーからのみだから、ジャグラー向けの演技だけやればいいという考えも確かにあるでしょう。それでも、自分の一挙手一投足が観客を呼び寄せ、どよめきを起こすのは、この上なく心地よいことです。
 それから、ある程度以上の技術を持つ人なら、パフォーマーが無理をしているかどうかは、少し見るだけでわかります。ぼくの場合は、クラブとか3ボールとかは門外漢なのでほとんど評価できません。けれども、たとえば5ボールカスケードだけ見れば、その人の5ボール以上での実力はだいたい見当をつけられます。どうせ実力がばれるのなら、無理に難度を高める必要はありません。
 自分がやりたいことと客層を踏まえ、難度を変えることのメリットとデメリットをよく考えた上で、リスクが高すぎるパターンは削っていくことが大事です。本当にリスクが高いパターンは、配置をよく検討すれば、ルーチン全体に2つか3つだけでも十分です。

 それから、ジャグリング以外の要素にもある程度は気を配らねばなりません。
 昨日後輩と話していたら、歩き方を見るだけでうまいかどうかが分かると言っていました。これはさすがに多少言いすぎですが、ただ、確かに、歩くという基本動作がきれいにできない人がジャグリングはきれいにできる、ということはあまりなさそうです。それに、今回の五月祭でぼく自身、この人は歩き方がぎこちなくて、そのせいでいい印象を与えることに失敗してしまっているな、と感じた例がありました(その人はジャグリングはかなりうまいだけに、もったいなく思いました)。ジャグリングを正当に評価してもらうためにも、瑣末なことで印象を悪くすることはできる限り避けるべきです。
 表情はもちろん印象を大きく左右するでしょうが、これはステージに立つことに慣れないと、コントロールすることは難しいでしょう。はじめは、パフォーマンスに表情を合わせるよりは、むしろ、自分がステージ上でどんな表情ができそうかを考えて、それにあった雰囲気のパフォーマンスを作るほうがいいかもしれません。
 表情をコントロールすることが難しくても、視線だけなら意識的に選べると思います。視線だけでも、あらかじめ考えておけば、緊張しているという印象を緩和できます。たとえばゆっくりと客席全体を見渡すだけで、大物っぽい雰囲気を演出できるでしょう。

 心構えとして一つだけ言っておくなら、「パフォーマンスの最後を、最初より多くの観客に見てもらえること」を意識しつつ動きを構成するとよいかもしれません。客を立ち去らせてしまいかねない要素なら、それは取り除くべきです。

 まだ書きたいことはいくらでもあるのですが、このくらいにしておきます。
 色々と偉そうに書いてしまいましたが、実際には自分にもきちんとできていないことばかりです。半ばは自戒です。

 今回このように長々と書いたのは、いくらか反省するところがあったからです。本来こういったことは、本番前にパフォーマーに言っておくべきことでした。マラバリスタの練習会に(たまにではあっても)参加する中では、もう最年長に近い立場になってしまいました。若い人たちが自由にやってもらえるよう、あまり干渉しないつもりだったのですが、今回のことがあって、多少は口うるさいことを言ったほうが互いのためかなという気もしてきました。
 そういうわけですので、マラバリスタの後輩たちは、何かあったら気軽に訊いてみてください。小学生の時から、もう14年くらい人前で何らかのパフォーマンスをしてきた経験はあるので、多少は役に立つアドバイスもできるかと思います。
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プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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