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意識

★要点

・ボールの位置を把握するために視線を動かしてはいけない。意識(注意)だけを向けて位置を把握すること。
・理想的には、パターン全体をぼんやりと眺めるだけで、特定の位置に意識を向けないのが最善。
・まずは、視線を固定した状態でボールを正確にキャッチする練習を。

●意識はどこに向けるのが最善か

 複数のボールを同時に操らねばならないジャグリングにおいては、視線を向けずにとるべきボールの位置を把握することが必要だとはすでに述べました。そうして、そのために必要な注意力を、視線と区別して意識と呼ぶことにしたのでした。ここでは、その意識の使い方について書くことにします。

 まず、意識はどこに向けるのが最善かということから始めましょう。
 3カスケードを練習していたころと、できるようになったあととで、意識のおき方がどのように変わったかを考えてみてください。
 おそらく、練習し始めた直後は、すべてのボールを視線で追おうとしてうまくいかなかったはずです。その後、人によって違いはあるとは思いますが、たとえば各々のボールが頂点に来たときにのみ視線を向けるとうまくいくと気づいたのではないでしょうか。それから、ある程度慣れてくると、視線は一点に固定されたままで動かなくなり、意識だけでボールを正しくキャッチできるようになったはずです。
 さて、このように書くと疑問に思われるかもしれません。3カスケードができるようになった今、はたして、ある特定の位置に意識を向けたりしているでしょうか?ある特定の位置に注意を向けなければボールをとれないということがあるでしょうか?もちろん、そんなことはありません。3カスケードが安定して続けられる人は、とくに意識を集中せずに、ボールの軌道全体をぼんやりと視界に入れているだけでしょう。

 逆説的ですが、意識は意識されないのが最善なのです。自転車に乗れる人がペダルのこぎ方やハンドルの傾け方を意識しないように――意識すると返ってぎこちなくなってしまうように――ジャグリングをするときも、いちいちボールが今どこにあるかなど考えないほうがよいのです。
 何も考えずに投げているときのほうが調子がよく、考えようとすればするほどできなくなるというのは、よくあることです。(自転車の例を出したように、この問題は「見る」ことについてのみでなく、ボールの投げ方ととり方、つまりからだの動かし方にも関係します。調子がよいときは、今自分のフォームはよいだろうかなどとは考えていないでしょう。)
 しかし、もちろんこれは一度できるようになったことにだけ当てはまります。自転車に乗れるようになるためには、一つ一つの動作を意識的に行って、その動作を自動化していくことが必要です。ジャグリングについても、技を練習している段階では、まずは望ましい位置に意識を向けるよう心がけ、そうしてその見方を自動化していくことで、パターンの全体をぼんやりと、しかし正確に捉えられるようにしていくことが肝心です。

 なお、意識を向ける主な位置やその動かし方などについては、別に改めて書こうと思います。

●意識を動かす練習

 注意力が最もよく発揮されるのは視線の向かう先ですが、だからといって特定のボールを目で追いかけると(視線を動かすと)ミスしやすくなってしまうのでした。けれども、新しい技の練習中は、無自覚的に視線を動かしてしまいがちです。まず、視線を動かさない練習から始めましょう

 やり方はいくつもあるでしょうが、最初に誰でもできる方法を紹介します。この方法では、ボールを一つだけ使います(3ボールがある程度できる人は三つでもよいです)。
 まず、顔を上げて、視線を斜め上の方向に向けます。そうして、手に持っているボールを視線の中心より高くまで投げ上げます。軌道の頂点が視界より上に行ってしまった場合は、もっと上に視線を向けなおしてもう一度投げてください。ボールを投げたら、視線を動かさずに待ち、落ちてきたボールをキャッチします。はじめは視線を思わず動かしてしまったり、あるいはキャッチしそこなったりすることが多いでしょうが、次第に成功率は高まり、視線で追いかけるのと同じようにボールの位置を意識して、キャッチできるようになるはずです。

 もう一つ、5カスケードができる人向けの、難しいけれどもその分実践的な方法を紹介します。5個でカスケードをし、視線は普段の方向に固定しておきます。そうして、いずれかひとつのボールを、視線は動かさないままに、意識だけで追いかけて同定しつづけます。気を抜くとどのボールを追っていたか分からなくなってしまいますが、慣れるにしたがって、そのボールだけを意識で追いかけつづけられるようになります。
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視線

★要点

・技ごとに適切な視線の向きを見つけることが大切。
・基本パターンでは視線は軌道の頂点付近に向ける。
・ボールごとに頂点の高さが異なるパターンは、できるだけすべての頂点が視界に入るように視線を向ける。
・視線を移動すると、ボールの位置把握が難しくなるというリスクが生じる。したがって、視線はできる限り固定するべき。

●視線の理想的な位置

 ボールに視線を向けずともキャッチはできるとはいえ、視線が向かう先のほうが周辺視野よりも視力が高く、またより意識を向かわせやすいことも確かです。したがって、技の成功をより確実なものとするためには、その技に応じた適当な位置に視線を向けることが重要です。
 たとえば、5カスケードから5リバースカスケードに移行するならともかく、5シャワーに移行しようと思えば、どうしても5カスケードよりいくらか上方を見ることになるでしょう。各々の技には固有の理想的な視線の置き所があって、これを見つけることが成功率を高めるには欠かせません。

 カスケードやファウンテンなどの基本パターンについては、軌道の頂点付近を見るのがよいです。ぼくも、頂点のやや下、カスケードの頂点の高さと軌道がクロスする高さとの中間くらいに視線を向けています。このあたりに視線を向けるのが最適だというのは、間違いないことだと思われます。頂点付近ではボールの速度が遅く位置の把握が容易にでき、さらに落下位置を予想してからそこに手を移動させるまでに必要な時間もより長く確保することができるからです。
 一方で、744やハイローシャワーなどのように、頂点の高さがボールによって大きく異なるパターンではこのようにはいきません。これらのパターンの場合は、その複数の頂点の間のいずれかの高さに視線を向けることになりますが、理想的といえる位置は技ごとに異なっていますから、その都度試行錯誤していくしかありません。ただし、普通はどちらかというと高いほうの軌道の頂点により近い位置におく方がよいです。軌道が高いボールのほうがキャッチが困難だからです。
 また、ハーフシャワーやシャワーのような左右非対称のパターンの場合は、個人差もあるとは思いますが、理想的な視線の向きが左右軸の中心からずれることもあります。ぼくの場合は、たとえばハーフシャワーなら、右手からのボールを高く投げるとすると、視線の中心を少しだけですが左側に向けます。こうすると、キャッチの困難な高いほうのボールの落下の軌道がよりよく見えるようになるからです。

●視線の移動

 ところで、先ほど5カスケードから5シャワーに移行する際には視線を上げることになると述べましたが、視線の移動にはリスクが伴います。視線の移動中はボールの位置の把握が困難になり、その間に落下位置を予想すると、その予想が外れやすくなるのです。したがって、視線の移動は最小限にとどめるべきで、たとえば744程度の高低差では絶対に動かすべきではありません。練習中に視線の移動が自覚できた場合は、その移動が本当に必要かどうかを自問してみる必要があります。
 また、ミスをしたときにそのボールに半ば無意識的に視線を向けてしまうこともしばしばありますが、これもできる限り避けたほうがよいでしょう。投げそこなったボールを視線で追いかけると、たとえボールは取れてたとしても、かえって他のボールを落とすことになりがちだからです。視界の外に行ってしまったなどの場合ならともかく、多少のミスでは動じずに視線は固定しておくべきです。

 しかし、技によってはどうしても動かさざるをえない場合があります。まず、カスケードからシャワーへの移行のようにパターンを変えるときがそうですし、また、d44444444などハイアップ系の技も、視線を固定するよりは動かしてしまったほうが成功率は高まるでしょう(b444444はグレーゾーン。ハイアップ中にボディスローをする際には当然視線の移動が伴います)。こういった場合は、視線の移動のリスクを減らす工夫をすることが望ましいです。

●視線の移動のリスク軽減策

 これを解決するための方法としては、視線を移動してもリスクの生じにくいタイミングを見つけることがあります。視線の移動を、ボールの落下位置を予想する必要のないときにすばやく行うのです。
 たとえば、基本パターンから一つだけハイアップするのであれば、ハイアップしたあとはすぐには視線を上げずに残りのボールがどこに落ちてくるかをきちんと把握して、それからハイアップしたボールの位置を確認するために視線を上げるほうが、ハイアップするボールが上昇するのと同時に視線を上げるよりも、リスクを減らせます。後者だと、どうしても視線の移動中にハイアップした以外のボールの位置を確認しなければならないからです。もちろんこのようなタイミングが存在しないパターンもあるでしょうが、大体のパターンにはこのような隙があるはずです。それを見つけることが肝心です。

視線と意識

★要点

・視線:目がどこを向いているか。
・意識:注意がどこに向かっているか。

●導入

 ジャグリングをやったことのない人から「どこを見て投げているのですか?」と尋ねられるのは、よくあることです。この問いに対し、あなたは何と答えるでしょうか。いかに正確に投げるか、いかに確実に取るか、こういったことに苦心し気をとられているぼくたちは、この問いを素人の的を外した感想と受けとり軽視してしまうかもしれません。けれども、投げる瞬間の指先の感覚を除いては、ボールの位置を把握する手立ては視覚以外にないのですから、フォームやリズムのようには外から見えないこの問題も、上達のための一重大要素として、よくよく考察するべきです。

●視線と意識の定義

 ここではまず、このブログ内での「視線」という言葉と「意識」という言葉の使い方について説明します。
 「視線」という言葉については、特に述べる必要はなく、その語義通り、目が向いている方向のことです。
 一方「意識」は、注意力が向かう方向を指します。普通は意識が向かう先は視線が向かう先と同じですが、意図的にこれを視線とは違う方向に向けることもできます。たとえば、ボールを一つ高く投げ上げるとします。そのとき、そのボールを視線の中心から外さぬよう常に目で追いかけていくこともできますが、ボールの軌道の頂点が視界に収まっている限りは、視線を動かさぬともそのボールに注意を向けて正しくキャッチすることが、少なくともある程度慣れさえすれば、できるはずです。このとき、意識の中心は視線が向かう先とは切り離されているといえます。

●見ることをどう考えるか

 ジャグリングではコントロールせねばならないボールは一つだけではないのですから、とるべきボールのすべてに視線を向け続けることはできません。ですから、「見る」ことを議論するとき、ただ「どこを見るか」だけを考えるのではなく、「視線はどこに向け、意識はどこに向けるか」を考察せねばならないでしょう。この「視線と意識」のカテゴリーでは、こういった問題について考えてみます。
プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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