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ワークショップ詳細_JJF 2012

今年も、JJFにてワークショップを開講させていただけることになりました。
以下に詳細を記載します。適宜情報をアップデートしていく予定です
ご意見・ご質問・ご要望はこの記事へのコメントかメールにてお願いします。できるかぎり反映します。

※時間がフリーパフォーマンスなどと重なってしまったので、参加者が予定より少ない場合は、もっと個々人の希望を反映できるものに内容を変更するかもしれません。

●ワークショップ名
ボールジャグリング ~弱点の発見と克服~

●日時・場所
7日 11:00~12:00
第4体育館

●意義・目的
 上級ジャグラーの動きを研究すれば、理想的なリズム・タイミング・軌道などの知識を得ることができます。しかし、こういった知識を自分の練習に応用しようとしても、自分がきちんとその知識通りに動いているのかどうかは、なかなかうまく把握できないものです。そこで、このワークショップでは、
1.失敗の原因を把握できるようになること
2.それを解決するための練習方法を考案できるようになること
を目標として、体の動きを理想に近づけていくことにつなげていきたいと思います。
 自分がジャグリングをする姿はビデオを使わなければ見ることができませんので、このワークショップでは、参加者の中から希望者を募って全員の前で技を披露していただき、参加者の皆さんに改善すべき点を考えていただく、という形式をとろうと思います。他者のジャグリングを見て改善点を指摘できるようになれは、それを自分自身の練習に応用することもできるようになるはずです。

●対象者
・初心者 ~ 5ボールカスケード安定を目指しているくらいのかた
・全くの初心者でも構いません。
・上限としては、5ボールカスケードが平均1000キャッチを超えないくらいのかたまでを想定しています。

●進行
1.基本パターン編(25分程度)
・まずは皆さんにジャグリングの基本であるカスケードおよびファウンテンを実践していただきます。
・はじめに、安定して投げつづけることができる個数のボールで、フォームやリズムの基礎を解説していきます。その後、ボールを1つ、さらに2つ増やしての練習も行います。
・時間に余裕があれば、数人に、全員の前で披露していただきたいと思います。そのさい、どこを改善すべきか、どのように改善すべきかなど、参加者の皆さんに意見を求めます。もちろん私からもコメントをいたします。

2.応用パターン編(25分程度)
・後半は、希望者に技を披露していただいて、それについて全員で議論するという、思考訓練が中心になります。
・1人あたり3分程度時間をとって、7~8人の方に技を披露していただきたいと思います。それに対して、皆さんに改善点を考え、提案していただきます。
・技は、周期の長すぎるサイトスワップや特殊なボディースローなどはできれば避けていただきたいですが、原則としてはどんなものでも構いません。練習をつづけているけれどなかなか上達しないとお悩みの技を、ぜひ紹介してみてください。

●諸注意
・ボールはご持参ください。
・話題が多岐にわたると思われますので、ノートやビデオなど、記録できるものがあるとよいかもしれません。
・ビデオの撮影は、講師の説明・動作に関しては全面的に可とします。技を披露してくださる受講者に関しては、各人に私からそのつど確認をとります。インターネット上へのアップロードなどはすべて禁止とします。
・見学だけでも歓迎いたしますので、気軽にご参加ください。ただし、技の披露や発言など、積極的に参加していただいたほうが、より深い理解につながると思います。
・フリーパフォーマンス及びジャグリング検定と同じ時間帯での開講となります。その終了後から途中参加していただいても構いません。ただし、説明を繰り返すことはできませんので、その点はご了承ください。
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ワークショップ_20111009_8

 第三のポイントは、個々のボールに注意を向けるのではなく、すべてのボールを全体として捉えるようにすることです。
 ジャグリングは、複数の道具を同時に操るものです。特定のボールだけを見ていてできるものではありません。たとえば、ジャグリング中に視線を動かすのは、かなり危険なことです。あるボールの位置を正確に把握しようとしてそのボールに視線を向ければ、たしかにそのボールはより確実にキャッチできるでしょうが、他のボールの位置の把握は反対に困難になります。視線を動かすのが絶対に必要だというのでないパターンの場合は、視線は動かさないのが賢明です。
 同様に、視線を動かさないとしても、あるボールにだけ意識を向けてしまうと、その他のボールが把握しにくくなってしまいます。

 もちろん、特定のボールに意識を向けること自体が問題なのではありません。スローの成功・失敗に応じて、ボールごとに注意する度合いを変えるのは極めて重要な技術です。
 ただし、すべてのボールにいちいち注意を向け、意識的に位置を把握せねばならないという考えは、完全に誤りです。たしかに、3カスケードくらいなら、投げ上げたボールにいちいち意識を向けても、あるいはいちいち視線で追いかけてさえも、安定して長時間ジャグリングし続けることは可能でしょう。けれども、もっと多くのボールを扱ったり、あるいは複雑なパターンを行ったりする場合は、一つ一つ意識を向けていくというわけにはいきません。ボールを見て、いちいちこのあたりに落ちてくるはずなどと考えていたのでは、絶対に間に合いません。
 難しいパターンを安定させるには、ただボールを眺めるだけで、その位置を一瞬で正確に把握できることが必要です。

 ボールの位置の把握に限らず、もっと一般的に言うと、ジャグリング中には意識せねばならない要素をできる限り減らすことが大事です。意識すべき要素としては、ボールの軌道の他にも、たとえば肩や肘など体の各部の位置や、手の動かし方、脚の動かし方、それにリズムなど、さまざまにあります。これらのすべてを同時に考えることなど、とても不可能です。これらの要素はできる限り自動化して、思考を節約せねばなりません。

 さて、先ほど、はじめからできるだけ脱力して投げるべきだと提案したのと同様に、ボールの位置の把握についても、はじめからできるだけ意識しないように練習していくことが有効だと考えます。
 このためには、まず、視線を絶対に動かさないようにします。もちろん、94444のような、ボールごとに軌道の高低差があるパターンでは、視線を多少は動かすことが必要になりますが、その場合も最小限にとどめます。
 視線を動かさないというのは、顔を動かさないというだけでなく、目も動かさないということです。ボールの動きにつられてしまうので、これははじめは難しいと思います。
 まずは、壁の前に立って、目のピントをその壁に合わせたままジャグリングしてみるとよいです。壁になにか視線を向ける目印などがあると、なおやりやすいでしょう。ピントがあっていなくてもボールはきちんとキャッチできるはずで、そのときの感覚をしっかり覚えておきます。
 これができたら、今度はボールの位置にピントを合わせても視線が動かないように意識します。意識することを減らすべきだと言っているのに矛盾してしまっているようですが、はじめは意識的に視線を動かさないことが大事です。これをしっかり意識して練習するうちに、視線を動かさないということが無意識的にできるようになる、つまり自動化されるはずです。
 こうした練習を続けていけば、個々のボールに注意を向けず、全体をぼんやりと把握する見方が身についてくるはずです。
 ボールの位置を無意識的に把握するやり方は、はじめはキャッチをミスするのではないかと不安に感じるでしょうが、パターンを安定させるためには絶対に必要な技術です。普段の練習のさいにも、ボールがどれだけよく見えているかだけでなく、ボールをどれだけ見ないで済ませられているかに注意を払うことが大事です。

(完)

7へ

ワークショップ_20111009_7

 留意すべき第二のポイントは、脱力することです。
 脱力することのメリットの大きなものとして、2つ挙げることができます。
 一つは、疲れにくいこと。同じ技をするにしても、脱力して投げることができる人とそうでない人とでは、脱力して投げることができる人のほうが疲労が溜まりにくいことは、言うまでもありません。したがって、脱力して投げることができれば、練習をより長くできるようになりますし、練習の密度を高めることもできます。
 もう一つは、ボールのコントロールが容易になることです。最大で10の力を発揮できるとして、同じ技を3の力でやるのと5の力でやるのとでは、3の力でやるほうが、体の動きをよりよく制御できますから、スローの精度もキャッチの精度も高めることができます。
 こうしたメリットがありますから、ジャグリングのさいにはよく脱力することが有効です。

 ところで、以上のようなことを述べると、脱力しようにも技の負荷が高すぎて脱力することなどできない、と言われることがあります。たしかに、5ボールカスケードなどでは、はじめのうちは、適当なリズムも軌道もわからず、コントロールも一定せず、懸命に腕を動かさねばとてもできないように思えるかもしれません。しかし、脱力せずに練習することは、やはり好ましくありません。
 安定しているパターンでは、脱力して投げることができているはずですし、逆に安定しているパターンであえて過剰に力を入れると、かえって余裕がなくなります。また、安定しているパターンで脱力して投げることができない場合というのは、ちょっと想像するのが困難です。これは対偶をとれば、脱力して投げることができなければ、安定させることはできないということです。
 必要以上に力を入れて練習しつづけても、確かに上達はするでしょうが、効率は悪いですし、それが安定に結びつくとは考えにくいです。一般に、はじめは体力を大いに消耗するパターンでも、練習して上達するにしたがって、そのパターンをするのに必要な力は徐々に小さくなっていくはずです。これが、練習して上達するふつうのプロセスでしょう。
 しかし、脱力していなければ安定にはつながらないということを考えると、もっと効率のよいやり方があるように思われます。つまり、負荷の高いパターンを練習するにしても、はじめから脱力して練習するのです。コントロールが乱れたり、リズムが一定にならなかったりしても、無理に力んでボールをとりにいったりせず、あくまで脱力したままの状態でいることを優先します。もちろん、ミスをリカバリする技術も重要ですが、それは脱力して投げることを覚えたあとからでも遅くはありませんし、まずは脱力して投げることを覚えるべきです。

 なお、誤解されないように付け加えておきますが、脱力して投げることが重要だと言っているだけで、筋力が必要ないと言っているわけではありません。
 私自身もウェイトトレーニングをやっていますが、筋力を高める目的は、より力強く投げることではなく、投げるのに必要な力の、最大筋力に対する比率を小さくすることです。
 たとえば、3の筋力が必要なパターンを、全く同じ技術をもつ二人のジャグラーがやるとして、もし一方が10の筋力を、もう一方が20の筋力をもつなら、20の筋力をもつ人のほうが、より脱力して投げられることになり、したがってより余裕をもつことができるはずです。脱力するというのは、最大筋力と相対的なものなので、最大筋力を高めれば、そのぶん、脱力した状態でボールを投げ上げることのできる高さを上げることができます。

6へ 8へ

ワークショップ_20111009_6

 さて、ようやくといったところですが、ここからは今回のテーマである、ジャグリング中に心がけるべきポイントについての話に移ります。

 第一のポイントは、同じ軌道を描くべきボールはすべて同じ位置からスローする、ということです。
 これは極めて当然のことだと思われるかもしれません。けれども、実際にこれがきちんとできている人はそれほど多くはないですし、自覚して練習できている人も少ないようです。
 ボールの軌道を決定する要素は、力の入れ具合(=軌道の高さ)、スロー位置、キャッチ位置の3つに分析できます。この3つを維持できれば、一定の軌道で投げ続けることができることになります。
 さて、これらのうちでふつう最も意識されるのは、キャッチ位置でしょう。ジャグリングはキャッチができなければ成功したことにはなりませんし、それにキャッチをするにはまずボールの位置を把握しなければなりません。一方で、スロー位置や軌道の高さの調節は視覚に頼らずにできますから、キャッチ位置の調節のほうがより注意を向けがちになります。しかし、そもそもキャッチ位置を一定にするには、同じ位置からスローすることが望ましいこともまた、考えてみれば当然のことです。
 よく、20キャッチ程度ならときどき成功するけれども、それ以上はほとんどできないという方がいらっしゃいます。こういった方は、キャッチすることにばかり気が向かってしまって、スロー位置がばらばらになってしまっていることが多いです。とくにボールの数が増えると、ボールの衝突を避けようとしてスロー位置を変えてしまっている場合もあります。確かに、ミスを回避するためにあえてスロー位置を変えるのも重要な技術ではあるのですが、それが有効になるのは、ある程度そのパターンをつづけられるようになってからのことです。それまでは、衝突やキャッチミスは意に介さず、とにかく同じ位置から、同じ軌道でスローすることを第一に心がけるべきです。
 ボールの数やパターンにもよりますが、具体的には、平均キャッチ数が50に達しないうちは、まだスロー位置が一定していないか、あるいは一定していてもその位置が理想的ではない可能性が高いといえると思います。この段階では、スロー位置を前後左右いろいろと試してみて、一定の投げ方を維持できるスロー位置を探していくことが必要です。
。 
 もちろん、ある程度つづけられるパターンでも、スロー位置が一定になるように意識することと、よりよいスロー位置を探すことは大事です。とくに、一度スローが乱れてキャッチ位置がずれてしまった場合も、多少無理をしてでも同じスロー位置まで運んでから投げるようにします。これが、パターンを安定に近づけていくための練習になります。

5へ 7へ

ワークショップ_20111009_5

 もう一つ、ウォーミングアップとして私が必ず行うのは、ハイアップです。ハイアップするボールは1つだけでかまいません。高さとしては、5m以上を目安にしてください。
 ボールを高く投げることは、単純にコントロールのトレーニングになりますし、負荷が高いので筋肉を短時間でほぐしていくことができます。
 ただし、以上のことは高い軌道のカスケードないしファウンテンでも同様の効果が期待できます。ハイアップを行うさいに心がけていただきたいのは、筋肉を慣らすことではなく、むしろ眼を慣らしていくことです。
 練習する場所によって調子が左右される経験は皆さんおありだと思います。個人的にも、視力が悪いこともあって、屋外に比べると屋内ではかなりボールを見にくく感じます。しかし、このような環境の違いによる成功率の低下も、しばらく練習するうちにいくらかは解消されます。
 こうした眼の順応はもちろん、条件の悪い場所だけで起こるのではありません。どのような場所でも、眼の使い方が慣れないうちはボールの位置把握は難しいものですし、練習を続けることによって無駄の少ない位置把握ができるようになってくるものです。ふつう、ウォーミングアップというと筋肉をほぐすことにばかり気が向きがちですが、眼を慣らしていくこと、あるいは広く、ボールへの適切な意識の向け方を確認していくことも、同様に重要です。
 しかし、体がうまく動いているかどうかということとは違って、どのように意識を向けているかということは、他人が見ても分からないことで、したがってそのやり方を伝達することも容易ではありません。いまは、多くの場面に当てはまり、ウォーミングアップとして適当と思われる動作のいくつかのみを紹介するにとどめます。

 使うボールの数は3つが基本ですが、難しいようであればまずは1つだけでもかまいません。
 1つ目の動作は、ハイアップしたボールを、視界の中心ではなく、視界上方の周辺視野の部分で捉えるというものです。3ボールで1つだけをハイアップした場合、ふつうはハイアップしたボールをずっと眼で追いかけるものですが、このウォーミングアップでは、視線はやや斜め上くらいの向きにずっと固定して、ハイアップしたボールを追いかけないようにします。ボールに視線を向けず、焦点を合わせなくとも正しく位置を把握し、キャッチするための練習です。
 3ボールカスケードでは、空中にはせいぜい2つのボールしかありませんから、それぞれのボールに一々視線をむけて位置を把握することもできます。しかし、ボールの数が増えてくるとそうはいきません。1つのボールのために視線を動かすことは、他のボールの位置把握をなおざりにすることです。複数のボールを正しく捉えるためには、周辺視野でボールの位置を把握する能力が必要です。

 2つ目の動作は、ボールの位置を素早く把握するためのものです。ハイアップするときにも、視線は3カスケードの方向、つまり正面かやや下方に固定したままにします。そうして、ハイアップしたボールが軌道の頂点に差し掛かったかなと思うころに、素早く上方を見て、ボールの位置を把握してキャッチします。あるいは、投げた直後に眼をつぶるのでもよいです。慣れてきたら、上方を見る、あるいは眼を開けるタイミングをすこしずつ遅くしていきましょう。
 これは言うまでもないことでしょうが、ジャグリングでは、ボールの位置把握の正確さが要求されるのと同時に、位置把握の速さも重要です。1つのボールをどんなに確実にキャッチできたところで、その他のボールを落としてしまったのでは意味がありません。ボールが視界に入ってから、その位置を把握しさらに手を適切な位置まで移動させる時間を、できるだけ短くすることが大事です。

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ワークショップ_20111009_4

 次に、実際にボールを投げるウォーミングアップについて話します。
 私がまず行うのは、高い軌道の基本パターン(カスケードもしくはファウンテン)です。ボールの数はいくつでもいいので、ご自分のレベルに合わせて決めてください。目安としては、ある程度安定して続けることができて、しかもそれなりに負荷のかかる個数がよいです。例えば平均キャッチ数が4ファウンテン300キャッチ、5カスケード50キャッチの方なら、5カスケードはまだあまり続けられるとは言えないので、4ファウンテンを選ぶことになります。
 軌道は高いほうがボール同士の間隔が広くなるので衝突を避けやすいと思われがちですが、これは一概にそうとは言えません。コントロールが正確ならば確かに高ければ高いほどボール同士の間隔は広くなるはずですが、実際には軌道が高くなるにつれてコントロールは難しくなります。普通の高さなら安定しているパターンでも、ある程度以上の高さにすると不安定になり、衝突やキャッチミスが起こりやすくなります。
 このウォーミングアップでは、不安定ではあっても持続的に投げることのできる、ぎりぎりの高さを狙います。体をあたためることを目的にするウォーミングアップのパターンは、長時間続けることができても負荷が低すぎては効率が悪いですし、逆に負荷が高くても続けることができないならばやはり効率が悪いと言えます。安定と不安定の境界の高さは、いわば技術的な限界で、高負荷と持続性という2つの要求を同時に満たすことができ、効率よく調子を上げていくことができます。

 このとき、ついでに注意していただきたいことが一点あります。それは、ボールをキャッチしてからスローするまでの時間は、できるだけ短くするべきだということです。
 たとえば、5カスケードを習得したいと考える人が、5カスケードと同じくらいの高さまで投げ上げる3カスケードを練習しているとします。この人は、ボールが落ちてくるのを待って次のボールを投げるといったように、ボールの保持時間を長くしているとします。このやり方は、5カスケードの練習として有効でしょうか。
 たしかに、高い軌道で投げているのだから、キャッチしたボールをしばらく持ったままにしていても問題ありませんし、むしろそのほうが楽に投げられるはずです。しかし、5カスケードでは、そんなに長い時間ボールを持ち続けることは不可能です。5カスケードでは、キャッチしたボールはできるだけすぐにスローされねばなりません。両者の投げ方は、根本的に異なっているのです。そういうわけで、扱えるボールの数を増やすことを考えるのでしたら、高い軌道で投げるときにも、ボールを持つ時間は短くするべきです。
 これはもちろん、ボールを増やす場合だけでなく、難しいパターンを練習する場合に広く当てはまります。サイトスワップやボディスローなどでは、軌道の高さを一定に揃え続けることは難しく、リズムが崩れがちです。こういったときに、ボールの保持時間を短くする技術を持っているのと持っていないのとでは、リズム修復の成功率が大きく違ってきます。レベルアップを目指すなら、ウォーミングアップの段階からこれをしっかり意識しつつ練習していただきたいと思います。

3へ 5へ

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 練習の中身に入る前に、まずはウォーミングアップについて話すことにします。
 ウォーミングアップを必要と感じるかどうかは、人によっても、また練習するパターンによっても変わってくるはずです。負荷の小さい技しか練習しないのであれば必要ないかもしれませんし、特別にウォーミングアップの時間をとらずに適当に練習していても、次第に体があたたまって調子が上がってくるでしょう。
 それでも、毎回同じメニューをウォーミングアップとして行えば、練習のはじめにその日の調子の良し悪しをある程度把握できます。また、自分の体が暖まるのにどういったメニューをこなすことが必要かを把握しておけば、人前で披露するときにもコンディションを調整しやすくなるはずです。こういった理由で、自分なりのウォーミングアップメニューをもっておくことは有用だと思います。
 もちろん、ウォーミングアップに必要以上に時間をかけるのももったいないことです。私自身も、ウォーミングアップにかけるのはせいぜい5分くらいです。
 どのようなパターンをやるかは気分や体調によって多少変えるのですが、必ず取り入れる動きがいくつかあるので、今回はそれを紹介します。

 まずはストレッチについて。腕や肩のストレッチはもちろん有功でしょうが、私は、こういった部位よりは、むしろ腰や脚など、ジャグリングには直接に関わってこない部位を重点的にストレッチするようにしています。というのも、ジャグリングにはうまく全身の筋肉を連動させることが重要ですが、腕や肩は練習するうちに自然にほぐれてくる一方で、腰や脚などの補助的な部位は、あまり大きな負荷は受けないため、あたたまるのが腕や肩に比べて遅れるからです。負荷が小さいからといって重要な役割を果たしていないというわけではないので、あまり使っていないように思える部位こそ、しっかり活用することでレベルアップにつながるかもしれません。
 具体的な動きとしては、体を左右にねじる動きが手っ取り早いと思います。ポイントは、全身をしっかり連動させることです。腕と肩が一緒に左右に振れることはもちろんですが、脚もしっかり使います。体を右にねじったときには重心を右足の鉛直上におき、体を左にねじり始めるときには、右足で地面を押して重心を左足の方へ移動させます。左側でも同じように行います。膝や足首を曲げる角度など、いろいろ変えて試してみるとよいです。この動きだけで、腰、膝、足、肩など、体の大部分の筋肉を参加させることができます。
 そのほか、ジャンプしたり軽く走ったりすることも、とくに寒くて体が動きにくいときには便利です。

2へ 4へ

 (ウォーミングアップは全部まとめて書くつもりだったのですが、ストレッチだけで意外に長くなってしまったので一旦切ります。パート5までがウォーミングアップの話になりそうです。パート4は高い軌道のカスケード/ファウンテン、パート5はハイアップとボールの位置把握について書きます。ウォーミングアップについては、ここも参照してみてください。)
プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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