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 このブログは、主にボールジャグリングの技術面を念頭において、初心者から中級者くらいまでには役立つとおもわれる情報を、上級者には考える材料を提供することを目的にしています。
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2015/01/02 エンデュランス(2): 持久力・集中力を高める。
2014/10/18 エンデュランス(1): 安定度を高めるための練習。1年以上ぶりの更新でした。

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エンデュランス(2): 持久力・集中力を高める

★要点
・体力の消耗の少ないフォームを探し、それを基本形とする。
・特定の部位の消耗を回復するために、基本形以外のフォームも適宜用いる
・集中力を持続させるため、パターンの維持に向ける意識は最小限にとどめ、気晴らしをする

 今回は、持久力・集中力があれば安定して投げ続けることのできるパターンのエンデュランスの記録を伸ばすことについて書きます。安定しているパターンであるという前提ですので、パターンの成立に関わる技術とはやや離れて、エンデュランス中にどのように持久力・集中力を維持し続けるかという点が話題となります。

●体力の消耗を軽減する

 安定しているパターンですのであまり不必要なエネルギーを使わずに投げることができているはずですが、長時間投げ続けるためには、消耗の少ない投げ方の中でもさらにできるだけ消耗の少ない投げ方を見つけることが大切です。そのためには、とくに次の2点に留意するとよいです。

○消耗の少ない基本形を見つける
 第1に、当たり前のことではありますが、脱力することが重要です。同じ部位を同じスピードで動かすのであっても、エネルギーを使わない動かし方があれば浪費する動かし方もあります。安定しているパターンであれば、意識的に脱力していくことは難しくないはずです。とくに競技会本番では緊張のために不必要に力を発揮してしまいがちですので、スタートの時点から脱力した投げ方を心がけます。
 また、ボールを投げるのに直接に参加する腕以外でも、脚や体幹といった体を支える部位が疲れると、エンデュランスの成績に影響が出てきます。ジャグリングに直接関わる部位以外もなおざりにせず、体全体に意識を向けて、不必要にエネルギーを消費していないか適宜確認しましょう。個人的には、普通にボールを投げてエンデュランスをしているときに最初に疲れを感じるのは首です。ですから、エンデュランスの時には、普通にジャグリングをするときと首の角度を変えています。具体的には、通常よりは首を立てて、上目に軌道を見るようにすることで、首の後ろの部分が疲れるのを防いでいます。
 両足は開きすぎていると疲れるでしょうが、閉じすぎているとバランスをとるのにエネルギーを使いますから、疲れにくい適当な足幅を見つけてください。背筋はできるだけ垂直にして、体幹の筋肉に余計な負担がかからないようにしましょう。体が前に傾いていると背中に、後ろに傾いていると腹に負荷がかかります。とくに腰が痛くなる場合は、体が前に傾いていないか確認してみてください。背をまっすぐにした上で、足の裏に意識を向けて、足先と踵の両方に均等に体重がかかるよう気をつけてみるとよいです。
 このようにして体力の消耗が少ないフォームを探し、それをエンデュランスの基本形とします。

○消耗を分散させる
 第2に、体力の消耗を分散させます。これは、脱力することと無関係ではありません。たとえば、スローに必要なエネルギーの90%を上腕の筋肉から、10%を肩の筋肉から捻出する投げ方と、50%を上腕から、50%を肩から捻出する投げ方とでは、後者のほうがより長時間の運動に耐える投げ方であるはずです。さらに後者よりは、40%を上腕から、40%を肩から、20%を胸からという投げ方のほうが、持久性の観点からは優れているでしょう。エンデュランスにおいては、体全体としての体力の消耗が同じであっても、特定の一部位の消耗がより大きい状態のほうが、スローの安定感が低くなりますし、集中力もより大きく削られてしまい、結果として記録が伸びなくなってしまいます。エンデュランス中には、特定の部位に負荷をかけすぎていないかどうか、時折考えてみることが大事です。
 ただし、消耗の分散は、基本形での各部位の消耗を分散させるということに限りません。どんなに優れたフォームであっても、そのフォームで投げ続けていれば、ある部位が他の部位より先に消耗してきてしまうはずです。こうした特定の部位の消耗を解消させるために、基本形以外のフォームを用いることも重要です。
 ある部位が疲れすぎていると思ったら、投げ方を変えて、疲労している部位の回復を図ります。そのためにも、同じパターンであってもいろいろな投げ方で安定して続けることができるようにしておくことが望ましいです。もっとも、いろいろな投げ方といっても、外見は全くと言っていいほど変わらず、投げている本人にしか自覚できないような微細な違いしかないことがほとんどでしょうが。
 さて、たとえば、ある人にとって理想的な基本形が、50%を上腕、40%を肩、10%を胸に頼るものだったとします。そうすると、最初に疲れるのはおそらく上腕でしょう。この場合、割合をそれぞれ30%、50%、20%のように変化させて、上腕の疲労軽減を図ります。もちろん、安定度は多少犠牲になります。
 具体的には、ぼくはエンデュランス中には主に2種類の投げ方を使い分けています。ひとつは基本形で、これは基本形ですのでこれといった特徴のない、ニュートラルな投げ方です。もうひとつは、基本形より軌道の頂点を10cmくらい下げ、脇をより締めて肘の位置の固定を強め、脚を心持ち踏ん張る投げ方です。それぞれの筋肉の参加量を表現するのは難しいのですが、基本形に比べると、腕および肩の筋肉の参加を多少軽減し、その代わり広背筋の参加を増やしています。軌道が低い分リスクは高いのですが、腕と肩は多少休めるので、疲れをとる目的で、時おりこの投げ方を使います。この2種類のほか、やや高い軌道で投げたりすることもありますが、主な投げ方としては、基本形とやや低い投げ方の2つです。
 スローにあまり直接に関わらない部位に関しては、ある程度自由に基本形から変化させて、できるだけ疲れを溜めないようにします。たとえば、ぼくはエンデュランス中によく足踏みをします。姿勢を変えずに直立し続けるのは疲れるものですので、適宜姿勢を崩して、疲労の蓄積を避けるためです。脚はジャグリングにはほとんど関係がありませんので、脚に意識を向けることにはあまり意味がありません。しかし、疲労が溜まると、どうしても意識せざるをえません。どの部位の疲労であっても、蓄積し、意識の大きな部分を占めるストレスとならないうちに、意識のわずかな部分を使って解消しておくべきです。
 このように、安定度が高く疲労も小さい投げ方を基本形とした上で、適宜そこから離れて特定の部位への疲労の集中を予防していきます。

●集中力を維持する

 体力に余裕があっても、集中力を欠くと不意のドロップの原因となります。目に見えないものだけに、どのように集中力を維持するかというのは難しい問題ですが、ここでは、ぼくがエンデュランス時に心がけていることをいくつか紹介します。
 なによりも大事なのは、上で述べたこととつながるのですが、筋肉の疲労を予防することです。疲れてしまうと、その疲れに気をとられてしまって、ジャグリングに集中することができません。体力を温存し心に余裕をもつことが、集中力の維持には不可欠です。
 体力に余裕があっても、もし集中力が散漫であれば、落とすはずのないところで落としてしまいかねません。安定しているパターンではあまり神経を張りつめていなくてもドロップすることはないのですが、不意のドロップを避けるために、ぼくはボールの落下位置の把握だけは確実にこなすようにしています。もう少し具体的に言うと、軌道の頂点より少し下あたりに意識を向けて、ボールが落下を始める瞬間を目で捉えるようにします。上昇する過程のボールは気にしません。理想の軌道から大きく外れてしまった場合は、普通は投げた瞬間にそのミスに気づくはずですので、そのときだけそのミスをしたボールの動きを丁寧に追うようにして、あとはただ落下してくるボールのことだけ考えます。
 さて、集中力が散漫であってはいけませんが、反対に、考えすぎても疲れたり飽きたりするのが早くなってしまいます。目の前のジャグリングのことしか頭にないと、ドロップしないだろうかとか、体力はもつだろうかとか、しなくてもよい心配をして、かえって体の動きがぎこちなくなり、つまらないミスをしてしまいがちです。
 よい記録を出すためには、適当に気晴らしをして、必要最低限の集中力を持続させるのが理想です。気晴らしのために、ぼくは音楽を聴いたり、人と話したりします。一人でエンデュランスをするのであれば、音楽を聴くのがちょうどよい気晴らしかと思います。競技会では、他に何人ぐらい残っているかといった情報を耳から入手したいので、音楽は聴きません。近くに知り合いがいればおしゃべりをしながら、リラックスしてジャグリングを続けます。周りに誰もいなければ、好きな音楽を頭の中で再生したり、昔読んだ小説のプロットを思い出したりと、単純で、時間がかかり、あまり疲れすぎないことに頭を使うようにしています。
 気晴らしは、競技会本番の緊張を緩和するためにも有効です。落としてはいけないというプレッシャーが大きいほど、普段の動きから遠ざかってしまうものです。こうしたプレッシャーを回避し、練習時の動きを再現するためにも、あえて思考をエンデュランスのことからある程度切り離すことが有効です。

●持久力を高める

 以上で述べてきたことは、パターンの成立自体には関わらないにせよ、基本的には、個々の試行にさいして心がける技術的なことがらでした。最後に、エンデュランスの重要なもうひとつの面である、体作りについて少し書いておこうと思います。競技種目のパターンが安定しているのが自分一人であれば、単純に技術だけで勝つことができます。しかし、安定している人が複数いる場合は、持久力と集中力の勝負になります。
 ナンバーズに必要になるような強い筋肉を手に入れることは大変でしょうが、エンデュランスに関わる持久的な筋肉をつけることはそれほど苦労のいらないことです。少なくとも5ボールエンデュランスまでであれば、30分のエンデュランスを行うのに必要な体作りは女性でも難しくはないと思います(ただし、30分のエンデュランスを行う技術を習得するためには、その練習のために30分のエンデュランスに必要となるよりずっと多くの体力があったほうが望ましいですが)。なお、5ボールカスケードを5分間続けるよりは、腕立て伏せを10回するほうが疲れると思います。5分未満で限界を迎えてしまうのであれば、それは筋力・持久力の問題ではなく技術の問題だとみなして間違いありません。
 筋力トレーニングとしては、軽い負荷のアームカール(普通に立った状態で、肘の曲げ伸ばしによってダンベルを上げ下げする運動)がもっとも単純かつ確実でしょう。50-100回程度で限界となるくらいの重量のダンベルを用いて、50回を3-4セットこなします。
 最初は脇をしっかり締めて、上腕の筋肉(上腕筋・上腕二頭筋)だけ使うようにしますが、疲れてこれが難しくなったら、脇を緩めて肩の筋肉(三角筋)を使って上腕ごと動かしてかまいません。筋肉をつけるためのトレーニングではなく、持久力を高めるためのトレーニングなので、動きの厳格さには気をつける必要はありません。
 一般的なアームカールの動きでなくて、ジャグリング時の腕を回す動きでもよいです。アームカールのほうが上腕二頭筋の伸縮が大きく、筋肉の質を高める効果は高いでしょうが、ジャグリングの動きでは三角筋や広背筋など多くの筋肉を参加させることができます。
 上げ下げのリズムもあまり気にする必要はないと思いますが、ジャグリングに要求されるスピードのことを考えて、1秒で1上げ下げくらいの速めのペースを基本にするとよいでしょう。
 軽い負荷(0.5-1kg)のダンベル(重り)を使ってできるだけ速くアームカールを行うのも実践的です。この場合は、1セットあたり片腕で100-500回を目安にするとよいでしょう。ぼくも以前は、週に3回、1kgのエクサボールを両手にそれぞれもって、片腕あたり200回を5セットこなしていました。これはどちらかというと速筋のトレーニングになるのかもしれませんが、余裕をもったスローを実現するには、最大スピードを高めておくことも必要です。
 スローに直接には関わらない部位でも、疲労しやすいのであればトレーニングしておいて損はないでしょう。とくに体幹と首がトレーニングの対象となるかと思います。

エンデュランス(1): 安定度を高めるための練習

 JJF2014ではエンデュランス競技会に参加して、5ボールカスケード、6ボールファウンテン、7ボールカスケードでそれぞれ1位を獲得しました(今年は台風のために早く会場を後にしてしまったかたが多くいらっしゃったようですが…)。JJF自体に参加できなかった2013年を除いて毎回エンデュランスには挑戦しており、2010年以降、ボールのカスケードとファウンテンについては、2011年の6ボールファウンテン以外はすべて勝利しています。
 このくらいの成績を残していれば、エンデュランスについて多少語ってもいいのではないかと思うので、エンデュランスの成績を伸ばすための練習や準備について、何回かに分けて書くつもりです。

 まず、一口にエンデュランスといっても、場合分けをして考えることが必要です。おおまかに分けると、
1. 集中力が高いときでもドロップのリスクがある、安定度の低いパターン
2. 集中力・体力が持続すれば安定して続けることができるパターン
の2つを考えることができます。ぼくの場合は5カスケードは2.で、6ファウンテンと7カスケードは1.です。
 2.の状態の人が複数いてエンデュランスを行なう場合は、ジャグリングの技術そのもの以外の部分で勝負がつくことになります。これについては記事を改めて書くことにして、今回は1.の、安定度の低いパターンをいかに安定させていくか、ということを考えて行きます。

●エンデュランスをすることはエンデュランスの練習ではない

 さて、エンデュランスの練習として一般的に行われているのは、競技会のときと同様に、ドロップするまでひたすらボールを投げ続けることのようです。そうして自己記録がたとえば100キャッチから150キャッチに増えたら、練習の成果が出てエンデュランスの能力が高くなったと見なされます。
 しかし、エンデュランスをすることがエンデュランスの練習になるとはかぎりません。ただ投げ続けることは、自分がどのくらいエンデュランスができるのかを測る指標とはなっても、エンデュランスの技術を向上させるのにふさわしいやり方ではありません。記録を伸ばすことに集中しすぎると、自分がそれまでに習得した範囲の技術しか使わないからです。

 具体的に説明してみます。たとえば、肘が伸びて前に出た状態で投げる癖がついている人が、5カスケードの技術を高めたいとします。5カスケードであれば、ある程度練習すれば、フォームが悪くてもときには100キャッチくらいは続くこともあるものです。
 問題は、この、100キャッチくらいは続いてしまうということです。最高100キャッチだったとすれば、技術的に何らの向上をしなくとも、試行を繰り返せば110キャッチくらいはすぐに出るでしょう。150キャッチを達成したとしても全く驚くことではありません。本人が自覚できていない理由のためにいい記録が出ることは、単に確率のいたずらであって、技術とはほとんど無縁のことです。肘が伸びて前に出ているという弱点があるのであれば、現状の技術の範囲から抜けだしてこの弱点を解消しなければ、根本的な上達は望めません。しかし記録は更新されているだけに、本人としては上達しているという実感をもってしまいます。だから、おそらくは何か改善すべきことがあるのだろうと疑問をいだきながらも、毎回ほとんど同じようなフォームで試行を繰り返すだけになってしまいます。そうすると、ときどき記録を更新することはあっても、決定的なステップアップはできないままです。

●エンデュランスをやめる

 この泥沼を抜け出すには、記録を狙うことをやめることが必要です。エンデュランスの練習をするために、エンデュランスをやめるのです。それで代わりにどうするかといえば、フォームそのものを改善して、理想的なものに近づけていく作業をします。

 このやり方は、いくつかありえます。一番単純に思いつくのは、誰かしら参考とするジャグラーを決めて、自分の体の動かし方をそのジャグラーの体の動かし方に近づけていく、というものでしょう。ぼく自身も、かなり長いあいだ、このやり方を続けてきました。
 しかし今は、このやり方でも弱点となるような癖から逃れることは難しいのではないか、と考えています。たしかに、ある理想形を頭に描いてそれをなぞろうとすることは、初期の段階では自分の技術の範囲を抜け出す挑戦でありえます。けれども、その理想形にある程度近づいて慣れてしまうと、結局はその慣れた動きばかりを繰り返すことになります。その動きでそのパターンを安定させることができればよいのですが、そうでなければまた行き詰まることになってしまいます。

●理想形から離れてみる

 ぼくが今採用しているのは、逆説的になりますが、理想から明らかに外れた(と思われる)フォームで練習をする、という方法です。
 ここまで述べてきたように、重要なのは、自身の技術の外側に踏み出していくことです。こういう投げ方のほうがいいのではと頭を使うことは、もちろん絶対に欠かせないことではありますが、そうやって考えたやり方で投げるだけでは、結局それまでに習得した技術の延長線上で体を動かしているにすぎません。一歩踏み出すには、自分が今思い描いている理想形のことをいったん忘れて、自分が慣れている体の動かし方もいったん封印して、とにかく自分にできない体の動かし方、自分がやったことのない体の動かし方を学んでいくことが大事です。

 たとえば、左右両手のスロー位置が重なるくらい(あるいは、むしろ右手/左手のスロー位置のほうが左手/右手のスロー位置より左/右にくるくらい)まで、スロー時に手を内側に振るフォームで練習してみるとします。最初は体がうまく動かないでしょうが、練習を繰り返すうちに、ある程度まではその動きが上達し、続けられるようになるはずです。
 さて、腕を内側へ振る動きがジャグリングにとって重要なのは言うまでもありません。しかし、ただ自分がやりやすい投げ方で練習しているだけでは、この動きに関する技術を向上させることはできないかもしれません。一方で、このように極端に腕を内側に振って投げることは、腕を振る動きのより積極的な練習となるはずです。この点で、この投げ方を試みることは、すでに習得していた技術の範囲を抜け出し、フォームを理想形に近づける手助けとなると言えるでしょう。

 このような、理想形から外れた投げ方としては、たとえば
・スロー位置を内側(外側)にする
・キャッチ位置を内側(外側)にする
・軌道を体に近づける(体から遠ざける)
・軌道の高さを上げる(下げる)
・左右の軌道の高さをずらす
など、いろいろ考えることができます。こういった投げ方を寄り道してじっくりと練習することが、結局はパターンの安定度を高めるための近道となるはずです。頭の中に思い描いている理想形は、現実の理想形ではないかもしれません。たとえそうであったとしても、実際の体の動きが頭の中の理想形と一致しているとも限りません。理想形がわからないなら、理想形を実現できないなら、とにかくいろいろな投げ方を習得することが必要です。
 もちろん、どんな投げ方でも練習して役に立つというわけではないでしょう。しかし、練習してみなければ役に立つかどうかはわかりませんし、役に立たないと思って練習しないのであれば結局何も変化がありません。役に立つかどうかといった今の自分の判断を放棄してみると、思いがけない発見があるかもしれません。

雑記:20141018

もう一年以上も更新していませんでした。とりあえず近況報告を。

予定通り日本には7月に帰ってきまして、いまは千葉に住んでいます。ジャグリングは、暇な休日に1-2時間くらい、ときどき平日の早朝に30分くらいのペースでやっています。平均すると週に2時間くらいでしょうか。
JJFにも参加してきました。モチベーションが高まったのですが練習場所がないので、そろそろ近所の体育館を借りるなどの手段を考えようかと思っているところです。

さて、JJFでは、自分でもすっかり忘れてしまっているこのブログをいまだに参考にしてくださっているという方が何名か声をかけてくださって、たいへん嬉しく思いました。かといって定期的に更新をするのはなかなか難しいのですが、JJFの直後ですし、単発でも久しぶりに更新することにします。

雑記:20131005

仕事の都合で、3週間ほど前にフランスのアンジェ(Angers)という町に引っ越しました。
ときどき日本にも帰りますが、来年5月か6月ごろまで滞在する予定です。
残念ながら、今年のJJFには参加できません。

やることがいろいろあるので当分はブログの更新はできそうにありませんが、ジャグリング自体は細々とですがつづけています。
アンジェの町には Association Maraboule というサークルがあるので、いまはそこの練習会に参加しています。

DSCN2116_2.jpg

それから、いまさらではあるのですが、ぼくのJJF2012の予選動画を弟がアップロードしてくれたので、掲載しておきます。
Queen の Somebody To Love という曲を使いましたが、著作権のことが面倒なので音は消しています。

ボディースローパターンの表記と生成

 ボディースローと言って一般的に連想されるのは、おそらくバッククロスやアンダーザレッグ、近年ならビハインドザネックなどで、これらのパターンはほとんどの人が多少の心得はあるかと思います。しかし、もっと複雑なボディースローになると、普段の練習メニューにはなかなか入ってこないという人が多いと思います。ぼく自身も、基本的でないボディースローはめったに練習しません。
 しかし、スローおよびキャッチの能力を高めるためにはさまざまな投げ方を試みたほうがよいので、どのようなスタイルのジャグリングを行うにせよ、ときどき複雑なボディースローを練習しても損をすることはないと思います。
 さて、試みたことのないボディースローに挑戦しようとするとき、練習するパターンの決め方は、ほかの人のジャグリングを見てまねをする仕方と、自分自身でパターンを考える仕方の2通りが考えられます。人のパターンをまねしてももちろんいいですし、多くの人がやっているパターンにとりあえず手をつけてみるというのも戦略としてはまっとうなものです。ただ、自分自身でパターンを作れたほうが、ジャグリングの楽しみは増すはずです。今回は、ボディースローのパターンを作る方法の一例を紹介します。
 なお、この方法はJJF2010のゲストワークショップにて、ステファン・シングが「ボディースローを考えるときには体の周りに5つの空間があると想定するとよい」と言っていたのを聞き、それをヒントとして考案したものです。改良の余地はさまざまあると思いますので、いろいろ試してみてください。

●ボールの移動の表記

 表記・生成方法を考えるうえでまず必要なのは、ボディースローとはどのような投げ方なのかを理解することです。もちろんジャグラー間に共通の見解はないと思いますが、ここではボディースローを、「道具に体の背面を通過させること」と定義します。たとえばバッククロスではボールは背中の後ろを通りますし、アンダーザレッグなら脚の後ろを通るので、ボディースローとなります。しかしオーバーヘッドは、ボールがとくに体の背面を通るわけではないので、この定義のもとではボディースローとはなりません(個人的にも、オーバーヘッドは腕の向きが違うだけであって、ボディースローとは呼べないのではないかと考えています)。
 このように定義するとき、「ボールがどこから背面に下がり、どこから前面に出てくるか」を指定すれば、ボディースロー時のボールの動きをとりあえずは表記できます。体の前面/後面の出入り口としては、5か所を考えることができます。「頭と右腕のあいだ」、「右腕と右脚のあいだ」、「右脚と左脚のあいだ」、「左脚と左腕のあいだ」、「左腕と頭のあいだ」の5か所です。
 右手で投げるとして、たとえば「右腕と右脚のあいだ」からボールを背面に移し、「右脚と左脚のあいだ」から前面に戻すのであれば、それは一般的なアンダーザレッグの投げ方となりますし、「右腕と右脚のあいだ」から背面に移して「左腕と頭のあいだ」から前面に戻せばバッククロスの投げ方となります。
 さて、このままでは表記が面倒ですし、左右対称に考えたいので、それぞれの空間を以下のように表記することにしましょう。

A:スローする腕のあいだ
B:スローする腕それに近いほうの脚のあいだ
C:スローする腕に近いほうの脚もう一方の脚のあいだ
D:スローする腕と遠いほうの脚スローしないほうの腕のあいだ
E:スローしないほうの腕のあいだ

blog 20130812


このように略記したうえで、たとえばABなら「道具がAの位置から背面に移り、Bの位置から前面に戻る」ことを表すとします。すると、アンダーザレッグはBCと、バッククロスはBEと表記できます。ビハインドザネックならAEとなりますし、オーバーザショルダーならBAとなります。
 このように考えると、ボディースローを40種類に分類できることが分かります。まず、背面に移る場所が5通りあり、前面に戻る場所が4通りあるのですから、5×4で20通りとなります。さらに、投げたほうの手でキャッチするか、それとも反対の手でキャッチするかの2通りがありますから、20×2で計40通りとなるわけです。

●スローおよびキャッチのタイミング

 この表記法はボールの動きだけしか表していないので、スローおよびキャッチのタイミングによっては、同じ表記のスローでも見た目が全く異なったものになります。たとえばBCでも、普通のアンダーザレッグのようにボールを手にもったまま脚の裏を通してから投げる(①)ことができますし、通常のスローと同様に投げたうえでキャッチするほうの腕を脚の背面に回してそこでキャッチする(②)こともできます。あるいは、シャワーの1を脚の下に通すときのように、ボールがスロー中に体の背面を通る(③)こともありえます。
 ぼく自身は面倒なのでこれらはあまり区別しませんが、区別しようと思えば、適当な記号を使ってボールが背面を通るタイミングを表せばよいです。ボールが手から離れるタイミングを記号「'」で、ボールをキャッチするタイミングを記号「"」でそれぞれ示せば、たとえばBC'"なら上記①を、'BC"なら③を、'"BCなら②を表すことができます。具体的に順を追って説明すると、BC'"なら、投げる前の段階でボールに脚の後ろを通過させ(BC'")、そのうえでスローし(BC'")、キャッチする(BC'")ということです。バッククロスは'BE"、ビハインドザネックなら'AE"と表せるでしょう。この'や"といった記号も用いるなら、パターンは全部で40×3で120通りとなります。ただし、この中には人体の構造上不可能なものも含まれているので、実際に可能なものの数はこれほど多くはありません。

●ボディースローパターンの生成

 さて、このようにボディースローを表記することに決めれば、逆にランダムな文字の組み合わせからボディースローを作れることになります。適当にDAとかECといったように文字を並べて、その文字がどのようなボディースローになるかを考えてみるわけです。
 ただ、40通りくらいなら、1つずつすべてを試してみるのもいいかもしれません。ぼくもランダムに試すのはかえって面倒なので、一度40通りすべてを試みてみました。そのうえで、見栄えのよい動きやルーチンに組み込めそうな動きを探せばよいと思います。
 一通り試してみたら、今度は実際のジャグリングパターンにボディースローを組み込んでみましょう。このとき、ノーテーション(サイトスワップ)と組み合わせると表記が簡単です。数字の直後にその数字の投げ方を指定するよう文字を配するとして、たとえば3ボール3カウントのアンダーザレッグなら3BC33のように表せますし、3ボール1カウントのアンダーザレッグなら3BCとなります。3ボール1カウントのバッククロスなら3BEとなります。53の5はバッククロス、3はアンダーザレッグなら、5BE3BCとなります。
 531のそれぞれの数字をボディースローにすることを考えると、ボディースローを行わない場合も含めて各数字ごとに投げ方は21通り(5×4+1)ずつあるわけですから、531にボディースローを組み合わせる仕方は21×21×21=9261通りにもなります(うち1通りはボディースローを含んでいませんが)。333でも、21+21×20+21×20×19÷3=3101通りあります(これもうち1通りはボディースローを含んでいません)。これだけでも、毎日10通りずつこなすとしても、すべて試みるのに1年近くかかることになります。これらにスローおよびキャッチのタイミングによるヴァリエーションまで加えると、さらに膨大な数になります。

●背面を複数回通るボディースロー

 なお、ここまでは体の背面を一度しか通さないボディースローしか扱ってきませんでしたが、背面を複数回通すスローも、文字を4つ以上並べれば表記することができます。CDBCなら、右手で投げて左手でキャッチするとして、たとえば「右手を右から左へと左脚の下をくぐらせたうえでスローし、そのボールを、左手を左から右へと右脚の下をくぐらせたところでキャッチする」という動きを表していることになります。この投げ方の場合は、'および"を使ってより細かく表記すると、CD'"BCとなります。ほかにも(やや難しいですが)CD'BC"や(かなり難しいですが)'CDBC"も可能です。さすがに4文字になると物理的に困難あるいは不可能なものが多くなりますが、だからこそ挑戦してみる価値があるかもしれません。

 表記法の大まかな説明は以上です。文字だけではわかりづらいかもしれません。本当は動画を撮りたいのですが、いま手元にあるパソコンでは動画の編集を行うことができません。
 疑問点や、改良の提案などありましたらお知らせください。

雑記:20130622

最近まったく更新できていませんので、とりあえず近況報告でも。

この3月に大学院を修了して、4月からは千葉で働いています。土日には、晴れていれば茂原市の茂原公園というところで練習をしていますので、もし近くにお住まいでしたらいらしてみてください。ときどき市原のJugJugさんにもおじゃまさせてもらうかもしれません。

いろいろとやりたいことがあって、自分の練習時間を確保するだけで精一杯なのですが、さすがにあまりほったらかしにするわけにもいかないので、近いうちにまたなにか書くつもりです。
プロフィール

mascaret

Author:mascaret
福岡出身・東京&千葉&フランス経由、千葉在住のジャグラーです。

*経歴
JJF2014にて
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位
JJF2012にて
 チャンピオンシップ決勝進出(2年連続)
 エンデュランス
  5ボールカスケード1位
  6ボールファウンテン1位
  7ボールカスケード1位

*使用道具
ボール:RF Beanbag M (Rad Factor), Elite 8 M (Gballz) etc.
クラブ:PX3 SIRIUS TRAINING (Play)
リング:Absolute Circus Ring (Absolute Circus), Wind Stream Ring (Mr. Babache), SATURN (Play)

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